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コーチングを学べば学ぶほど、私は結局この題名にいきつきます。

コーチングを学ぶなら、子どもたちを見ればいい。そこに答えがあるじゃないかと。

最近、ママコーチ達が口々にする共通の言葉があります。
「子どもたちに教えられた。」「子どもに諭された。」「子どもに気付かされた。」

かく言う私も同じく、子どもにとんでもない気づきを与えられ、このコーチング理論のパワーをまざまざと見せつけられた1人です。

毎日、やんちゃし放題。走り回ってこっちの体力がついていかない。
興味関心があっちこっちに飛び回る。
全然言うこと聞かない。
ルールだけは覚えさせないと。
ほんと、勉強せんとゲームばっかりしてる。
友達と長電話ばっかりしてる。

よく、こういうことをお母さんたちは言いながら、それに対して一生懸命に止めたり、抑えようとしたりに精を出す姿、それに疲弊してイライラしている姿を見かけます。
また、子どもをコントロールすることができたことを、さも自慢げに語るお母さんもいます。

もちろん私自身もそんな親の1人でした。

そして私は行き詰まり、コーチング理論を教えて頂いた時に、まず衝撃を受けました。

「コーチはまず子どもたちに、こう教えるんだよ。“親や先生の言うことを聞くな”ってね。」

プライドが崩れ去り、そして目から鱗と涙が出ました。

勿論、この言葉自体は受け止め方によっては反感を買う表現だと思います。ただ、重要なことを示唆する言葉でした。

“常識や過去の経験を語る親や先生が、時にドリームキラーになり得るんだ。それがあまりにも多い、それが現実なんだ。”
ということです。
ドリームキラー、すなわち、夢を阻む存在です。

そのことを知り、過去の経験が走馬燈のように走って、納得し、愕然とした瞬間でした。


なぜ、子どもたちがコーチなんだと言ったかというと、まさに、この親や先生たちが“常識的”に考えて、ダメだと思っていた子ども達の素の姿こそ、無尽蔵の体力と知力、集中力を発揮している、まさにコーチング理論の理想を体現している姿そのものだったからなんです。

夢や目標、ヒーローに対する憧れ、クリアしたいゲーム、周りの子よりも上回りたい負けず嫌いな側面、かっこいい可愛い絵をかきたい、お父さんお母さんに喜んでほしいなどなど。

この、全てが“want to”であり、人が頑張らなくても苦痛を感じることなく、無意識的に目標達成するための原動力、無尽蔵のエネルギーを生み出すんだということなのです。

そして、純粋に憧れ、素敵と感じ、なりたいって心の底から感じて言う、
“将来〇〇になるねん!”

この、現状の先にあるとは到底思えない夢や希望を持つイマジネーション、空想力、リアリティを感じながら“ごっこ遊び”をする姿。

この、目標や夢を抱くチカラ、そして“want to”に取り組む姿勢、まさにこれこそが人間がクリエイティブに発達し、高度に発展した文化を築くことができた、人間がみな本来持って生まれた本能なんです。

だからこそ、子ども達には無限の可能性があり、その本能的なパワーで動いていることを慈しみ、愛して、温かく見守りながら育むことが大切なんです。
そして、その姿を見ながら、親も子ども達とそして自分達を含む家族の幸せについて思考を巡らせ続ける、まさに子どもが親にコーチングをしていることを理解することが必要です。

コーチングの本質を知り、人間の本来もっている能力を知り、子ども達の無限の可能性を知り、そして、大人たちにも無限の可能性をしっかりと持っていることを確信しました。

さぁ、この気づきを知った今、あなたの頭の中はグルグルと動きはじめていませんか。色んなことを考え、思考を巡らせ始めたときがまさに、夢や目標を思考する絶好機。

楽しみながら、一緒に創造していきましょう。明るい未来を子ども達と共に。


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