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あなたの知らないあなたの強み

前回の投稿から3週間が経ってしまいました。
続けられるように頑張っていこうと思います👊

今回は古野俊幸さんの「あなたの知らないあなたの強み」についてまとめたいと思います!

はじめに

今年は就活やらなんやらで自分と向き合う機会が多いなと感じています。
自己分析は嫌と言うほどしてきた私ですが、本を通して考えるということは初めてであり、また違った視点を持つことができるのではないかと思い、手に取りました。

この本はLINEやリクルートグループなど、述べ800以上の企業が取り入れている「FFS理論」に基づいて自分の強みを知ろう、というテーマになっています。

また、よりイメージしやすいように
超有名漫画である「宇宙兄弟」のキャラクターや
名言、名シーンと絡めて書かれているため
とても読みやすいです。
また、自分はどのキャラクターに近いかを診断する
特典も付いています。

では以下からまとめです👇

●FFS理論とは

FFS理論とは''Five Factors of Storess''の頭文字を取ったもので、その人固有の特性(思考行動パターン)を5つの因子とストレスで数値化したもの。

この5つの因子とは以下になります。

凝縮性
受容性
弁別性
拡散性
保全性

また、各因子をざっくり説明するとこのようになります。

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またこの中の保全性と拡散性は気質(生まれながら)に起因し、そのほか3つは社会的(周りの環境)に左右されるそうです。

●日本人は〇〇性が多い?

ここで注意ですが、どの人も5つの因子を持っています。そして、ここではその人に特に強く現れるものを「第一因子」と定義します。

この本を手掛けている、FFS理論をコンサルティングに使用しているヒューマンロジック研究所によると、
まず日本人は第一、第二因子に受容性を持つ人が64%と大半を占めているそうです。
そして次に多いのが保全性と拡散性となっています。

また、この2つの因子のみの割合を比較すると、
保全性 65%
拡散性 35
%
となります。

そのため、ざっくりではありますが日本人の割合は
受容性&保全性が55%
受容性&拡散性が25%
となっています。

つまり、多くの日本人は、
基本的に何でも受け入れる姿勢を持ちつつ、
慎重に行動する人と活発に行動する人に分かれている

と言えるのではないでしょうか。


●日本人の6割は第一歩が踏み出せない

上記の結果から、日本人の約6割が保全性が高いということがわかりました。

ここから言えることは、気質的に日本人はリスクを恐れる人が多い、ということです。

一方でアメリカ人などは、リスクを恐れず、
何かと行動力に溢れている人が多いです。
言いたいことは隠さず言うなど、
とにかくハッキリしているイメージがあります。
起業家が多いことにも頷けます。

おそらく拡散性などが高い人が多いのかもしれませんね。


ちなみに私は診断の結果、このようになりました。

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たしかに言われてみればそうだな、と思い当たることが多いです。

コツコツとやることはあまり苦ではありませんし、
ルーティン的な作業を拠り所としていることもあります。(就寝前のヨガとか)

一方で、即行動に移すということをあまりしません。
何かの第一人者になることもそんなにありませんね。

私のように石橋を叩いても渡るかどうか決めかねる(こともある)という人は多いのではないかと思います。(昔よりは少し変わったかもしれませんが笑)

そんな私のような人におすすめなのは、
全て自分でどうにかしようとしすぎずに周りの助けを借りるということです。

きっかけを作るのが苦手なら、きっかけに乗れば良いということです。
他力本願とはまた違いますが、いつでもチャンスに乗っかれるように日頃から周りの人に自分がやりたいことなど、想いを伝えておくとあとは行くだけ、やるだけ、みたいになるかもしれません。

また、保全性が強い人の特徴として
体系化が得意ということも挙げられます。

ここで宇宙兄弟の例を挙げてみます。

南波六太(ムッタ)は宇宙飛行士になる前は
自動車開発会社に勤めていました。

そのため、月面でクレーターに落ちても壊れないバギーを作るにはどうするかという話し合いの際、
過去に自動車開発会社で議論した
「空飛ぶ車構想」の解決策として出た
「フロントガラスに道を映す」を引っ張り出し、
「道なき月面に道を映す」というプランに昇華させました。

保全性の人は引き出しが多い傾向があります。
専門領域ならばなおさらです。

そのため、既にインプットされた知識を今ある課題と関連づけて考えることができる、という強みとして発揮されます。

一見行動力がないと悲観されがちな保全性でも、
このように保全性なりの戦い方、
強みの発揮方法があります。


●自分に合った生き方

「グーみたいな奴がいて
チョキみたいな奴もいて
パーみたいな奴もいる
誰が一番強いか答えを知ってる奴 いるか?」
『宇宙兄弟』5巻 ♯39 南波 六太


保全性が高い人にとって、拡散性が高い人のように
行動力あふれる人に憧れを抱く、という人も多いのではないでしょうか。

しかし、だからといって過度に悲観的になったり、
安易に優劣をつけたりするのは違うと思います。

そもそも5つの因子には優劣はありません。

それぞれの強みがあります。

それぞれの弱みがあります。

この強み、弱みをどれだけ理解できるか
そしてどのように活かすか

結論、私はそこが一番重要なのかなと思います。


●さいごに

この本には以上のように、各因子別に強みをどう発揮するか、またそれぞれの特性を持つ人とどういう関わり方をすればよいかということが書かれています。

自己理解を深めたい、
あの上司や先輩、後輩とうまく関わりたい、
組織をより良くしたい、
という人にとてもおすすめです。

自分の強みを正しく理解することは難しいですが、知った上で行動すると、人との関わりがより楽しいものになると思います。

是非自分の強みを知ってみてはいかがでしょうか。

気になる方は「宇宙兄弟 FFS診断」
と調べてみてくださいね。
本の特典ほどではないですが簡易診断ができます。


今回はここまで🙌
ここまで読んでくださりありがとうございました😊


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