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KIZUNAWA

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【小説】KIZUNAWA⑦        七番目のランナー・僕では駄目ですか?

【小説】KIZUNAWA⑦        七番目のランナー・僕では駄目ですか?

 選手登録の最終日の朝、雅人は悪あがきと分かっていたが駅前に行ってみた。しかし、横川たちの姿はなかった。引田が申し訳なさそうに首を振った。雅人が諦めて学校に戻ると始業のベルが鳴っていた。達也と太陽が何かを話しながら昇降口に向かい、それを見届けた桜井が駐車場を出るところだった。
雅人は午前中の授業を、上の空で受けていた。昼食も取らず部室に向かった雅人は、皆が承認してくれたら正式にキャプテンに就任しよ

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【小説】KIZUNAWA⑮         護られなかった正義

【小説】KIZUNAWA⑮         護られなかった正義

校長室でそんな攻防や宿の問題で教師たちが奮闘していた事など駅伝部員たちは知る由もなかった。達也たちは引田からもらったテザーの長さを一〇センチメートルに調整してトラック練習を続ける。
テザーの長さが一〇センチメートルより短くなると失格になってしまう。だからと言って長くすると達也と太陽の息が合わなくなる。そこで走る時は一〇センチメートルに、それ以外は最大の五〇センチメートルへと調整する事にした。新

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