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【25歳がストリートスマートになるためのセミナー参加術】#34

25歳頃になるとSNSやWebで見つけたセミナーに勉強しに行ったりしますね。もしかしたら20歳の頃からそういった機会に自ら足を運んでいたという行動力のある方もいるかもしれません。セミナーに参加することで知見が広がり、深い思考のできる人材になれます。セミナーに参加する形によって、吸収できるものが違います。ストリートスマートであればどのようにセミナーに参加すべきかを書きます。ちなみに『どんなセミナーに参加したらいいいか』や『どうやって情報収集をしたらいいか』などは別の課題で、それはまた別のトピックで書きます。

セミナーは情報収集+コミュニケーション

セミナーに大事なのは情報収集とコミュニケーションです。セミナーは受け身だと知識が吸収されず、参加費の高いセミナーもたくさん世の中にはあるので、お金の無駄遣いになります。他人と積極的に関わって、コミュニケーションを取ることで自分の血肉にできます。他の参加者とセミナーの内容について話すことで自分の血肉となり、普段の仕事にも活かせるはずです。

席の1番前に座り、必ず質問コーナーで1番に質問する

1,000人のセミナー会場に入ったらあなたは何番目の列の席に座りますか?おそらくほとんどの人が真ん中あたりだと思います。当たり障りのない席を選びますよね。その時点であなたのセミナー参加術が問われてきます。海外のセミナー会場ではまずあり得ない行動です。海外の友人とセミナーに参加した時、一斉に皆前から座っていきます。当然です、自分が興味のある事、興味のある人が話すのですから。1番近くで観たい、聞きたいに決まってます。前提として『上司に行けと言われたから』『参加ノルマがあったから』『会社の経費だから』といった気持ちで参加している人は対象の話ではなくなります。本気の人が対象の事なのでご留意ください。でないと行動できないので。セミナー会場での行動ステップを記載します。

1,一番前の席に座る
2,表情豊かにセミナーを聞く
3,セミナーの中盤ぐらいから、質問を2つ以上考え始め、メモしておく
4,質問コーナーになったら1番最初に手を挙げる
5,自己紹介をする
6,質の高い質問をする
7,セミナー後に登壇者に挨拶しに行く
8,セミナー会場を最後に出て話しかけられるのを待つ

なんとなく、行動ステップで何を意味するか分かったと思いますが、大まかに解説しましょう。

1番前なら背中に999人いても見えないから緊張しない

一番前にいることによるメリットは、前に登壇者しかいない事。登壇者の方に覚えてもらえるかもしれないという事と、最大の目的は質問コーナーで緊張しない事です。質問コーナーで1番目に手を挙げる事を想定して席選びをする僕は、一番前の席を死守します。手を挙げると必ず参加者の視線を集めます。図を見ると、999人の視線を背中で受け流す事ができるので、右のように1番前の席を死守する気持ちが分かると思います。

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セミナーの中盤からは質問の内容を考える

最後の質問コーナーの準備をしましょう。ここで大事なのが質の良い質問をする事。なぜ中盤からがいいかというと、前半からずっと話を聞かないとセミナーの内容が入ってこないから、登壇者がどんなスタンスで今回のセミナーに望んでいるのかがわからないからです。では質の高い質問とはどんな質問か。

・登壇者が伝えたいコアの部分を理解した質問
・社会情勢を交えた質問
・他の参加者がハッとする質問
・簡潔な質問

例えば、僕が登壇者で『ストリートスマートが世界を変える』という内容でセミナーをした際『ストリートスマートの概念ってなんですか?』と聞かれたら、その人は予習不足なのかと思ってしまいます。18歳~24歳ならOKかもしれませんが、25歳以上のあなたが予習もせずにセミナーに参加するのは登壇者をガッカリさせてしまいます。情報がWebに溢れている現代、下調べは必須です。ちなみにストリートスマートについてはシリーズ1番最初の記事に記載しています。

また、社会情勢を交えた質問は視点の広さを伝える事ができます。『◯◯の現象によって欧米では◯◯の事態が問題視されていますが...』のような質問ですね。他の参加者をハッさせる事も大事で、自分は一人目の質問者なので『あいつそんな事もわかんないのか』と思われないようにしましょう。次に質問者がいた際、他の質問者の質の高い質問に印象負けしないように。最後ですが、結局何が聞きたいのかわからない質問は登壇者を困らせるだけです。『◯◯が問題視されていますが、◯◯さんは30年以上の業界経験から、どのような解決策が的確だと考えていますか?』など、登壇者の名前を述べながら、簡潔な質問をしましょう。

質問の際に、所属と名前、やっている事を簡潔に述べる事を忘れないように。『本日は貴重なお話ありがとうございます。◯◯会社代表の◯◯です。弊社は◯◯版のAppleを作っている会社で、現在3カ国に拠点を置き活動しています。◯◯さんに質問なのですが...』とキャッチーで短く自己紹介をしてください。これによって、あなたの事を背中で聞いている999人の耳に届ける事ができます。10%がその場でググったら99人に知ってもらう事ができます。

あなたは自分の質疑応答の時間が終わったらお礼を言い、その他の質問コーナーが早く終了する事を願いましょう。なんらかの理由で質疑応答の時間が短くなり、質問コーナーがあなたの質問のみで終わってしまった場合、最高の結末です。なぜなら、質疑応答で質問できた人、つまり登壇者や999人に覚えてもらうチャンスをモノにしたのはあなたのみで、競合はゼロ、勝利したからです。最初の1人かつ唯一の1人を目指すのです。

セミナー後に登壇者にお礼を

登壇者の方にすぐにお礼をしてください。あなたは1番前の席に座っているので1番近くで、最初に挨拶をする事ができるはずです。名刺交換もしてしっかりと本日のお礼を伝えてください。可能であれば、その場で『SNSフォローさせてください』としっかり伝えてください。

もしセミナー後、登壇者に時間がなく挨拶ができなかった場合はすぐにSNSで登壇者にDMをしてお礼を伝えましょう。先程挨拶ができた方も、フォローした後その日の夕方あたりにでも少し時間を置いてDMでお礼をしてください。しっかりと登壇者の方に覚えてもらう事ができます。運が良ければ登壇者の方がフォローバックしれくれるかもしれません。そのためにもしっかりと普段からSNSでの影響力を高められるようにしましょう。

セミナー参加者から連絡が来る事がある

これが最後のマジックです。あなたが質問コーナーで1番最初に質問をした事で999人に認知されたので、あなたに興味を持った人はあなたに声を掛けてくるかもしれません。なのでなるべく会場に残る事、そしてセミナー終了後はSNSにセミナーに参加した事をなるべくアップするようにしましょう。その行動によって、あなたが参加者であるという事を認知した他の参加者がSNSでDMを送ってきてくれるかもしれません。

ここまで、セミナー参加の価値を最大限に高める術を記載しました。セミナーは、高額なものも多く、値段以上の価値を得るためには積極性が必要です。積極的に参加することで登壇者以外から声がかかることもあります。これは学校や会社のマニュアルには乗っていない、まさにストリートスマートなスタイルだと思います。

これからもストリートスマートになるために大事だと思う事を発信していきますので、よかったらハートマークの「スキ」ボタンを。彼氏、彼女、友達にも「こういう事言いたかったの!」と思う方はSNSでのシェアをお願いします!なにか一緒に仕事したい、悩みを相談したいという方はTwitterでいつでも遠慮なくDMください。夢を持って頑張る皆さんの背中を少しでも押せたら幸いです。

Twitter: https://twitter.com/RyotaTomiyama

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