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【25歳がストリートスマートになるための消費者リテラシー】#38

リテラシーとは、「特定の分野の知識」ということです。消費者リテラシーとは、消費者としての知識を持っているという意味合い。リテラシーが高いと消費者にとっても経済にとってもメリットがあります。

消費者が経済を作り、会社を作っている事を意識する

消費者が経済を作り、会社を作っているのです。なぜならば、会社というのは、消費者がいなければ成り立たないから。会社が存続するには、消費者が必要なのです。消費者意識が低いと、会社に貢献しているという体感を得られません。「我々が消費活動を回している」と意識できると、自分が誇らしい気持ちになったり、周りの皆を尊敬できるようになったりします。経済活動を回しているという実感は、さまざまなメリットをもたらすのです。

いい会社にはいい消費者がいる

いい会社には、いい消費者がいます。いい消費者とは、会社に利益をもたらす消費者です。たとえば、会社のやっている事業を心底応援してくれて、消費活動に積極的に参加してくれるなどです。いい会社と良い消費者は密接な関係があり、経済活動を回しています。経済の一環を担っているということは、ものすごく重要なことなのです。

ブラック企業はブラック消費者が作りあげるもの

ブラック企業というのは、消費者が作り上げています。ブラック企業というのは、さまざまな定義があります。一つに給料の問題が挙げられます。給料というのは、会社の固定費として出ていくものです。給料や残業代は、会社にとって利益を左右するくらい大切なものです。ブラックな消費者は会社に利益をもたらす活動ではなく、損失を与えます。理不尽な消費者というのは、会社にとって負担が大きいです。ブラックな会社で消耗している人は、ブラックな消費者との取引がないか、確認してみるとよいでしょう。もちろんそこから学ぶ事も必要ですが、度が過ぎている場合は消費者との向き合い方を考える必要もあるかもしれません。そしてここで言いたいことはあなたです。あなた自身が普段なにかものを買ったり、サービスを受けたりしている際、ブラック消費者になっていませんか。ストリートスマートは店員さんに暴言を吐いたり上から目線で物を言ったりしません。仕事ができる人や役職が上になればなるほど、会社の大切さや大変さを知っているので自分がサービスを受ける際も、丁寧な対応をしているものです。

消費者は経済活動の一員であるという事

消費者は「経済活動の一員である」という意識を持ちましょう。たとえば、お菓子を買うときも、製造会社を意識して買うようにするのです。すると、店頭に並んでいるお菓子はさまざまな人の手があったから並んでいるのだと気付きます。「ただ買う」のではなく、「消費者として意識して買う」ことで、消費者リテラシーは磨かれます。その会社の利益になるような消費をする事をあなたは望みますか。そのコーヒー豆を買うことでコーヒー屋さんは儲かります。もしそのコーヒー屋さんが、ブラジルのコーヒー豆農園から豆を仕入れているとして、そのコーヒー豆農園では子供を労働者として働かせていたたら、あなたの消費活動が小児労働の問題を間接的に、拡大させてしまうのです。

Costcoは厳しい基準をクリアした商品のみ取り扱う

僕の大学の先輩で今でも一緒にサーフィンをする仲間が、Costcoのバイヤーを努めています。国内のCostcoであれだけの商品が並ぶのにバイヤーの数は数えるほどというから驚きです。実はCostcoの商品は大量仕入れなので、今までの私達の感覚から『多かろう、悪かろう』のようなイメージも湧きがちです。しかし実は、海外商品をメインに厳しい独自の審査基準(企業秘密)がありその基準をクリアした仕入元の商品しか取り扱わないのだそう。Costcoに商品を卸す事ができたら製造者としてはある一定の売上が確保できるため、非常にありがたい事です。ただ、その基準が厳しくバイヤーが実際に現地に足を運び、現地の向上で過剰労働させていないか、子供を働かせていないかなどといった観点を厳しくチェックしているのです。そんな活動をCostcoが企業活動の中で行っていると思うと、我々消費者は心置きなく商品を購入できます。あなたが今夜買うスーパーの魚は東南アジア産がほとんどで、その中には人身売買によって漁業10年間もさせられている人が獲った魚もあるかもしれません。温かいと言って首に巻いているファーは、優雅に育った北欧のキツネが無作為に狩られて取得したものかもしれません。

消費者として、あなたが消費をする事は生産者を応援する事に繋がるという事を心に刻み、適切な生産者や企業にお金を払う事にしましょう。一人ひとりの心がけが世界をより良く変える力に変わります。

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赤ちゃんも経済活動に参加している

生まれてすぐの赤ちゃんでも、経済活動に参加しています。なぜなら、赤ちゃんは一日何度もおむつを替えたり、哺乳瓶でミルクをあげたりする必要があるからです。赤ちゃんに経済活動に参加している意識はないです。しかし赤ちゃん以外も、経済活動に参加している意識が薄い人もいるのではないでしょうか。赤ちゃんでさえ経済活動に少なからず参加しているのに、我々はさらに多くの経済活動に参加しています。経済活動をしなければ、日本はどんどん国家の力が衰えていきます。社会全体のためにも、消費者として積極的に正しい経済活動に参加しましょう。

ここまでストリートスマートになるには、消費者リテラシーを磨こうという解説をしてきました。今ほど消費者リテラシーが必要な時代も珍しいと思います。特に若い世代はネットで何でも買える時代です。運営費や人件費などがかからず、安く買える場合も少なく有りません。しかし、消費者リテラシーが乏しい場合、安さに飛び込んでトラブルが起きるというケースも珍しくありません。消費者リテラシーを磨けば、経済活動への参加を意識でき、より生活が豊かになるでしょう。ぜひ消費者リテラシーを磨いて、ストリートスマートを目指しましょう。

これからもストリートスマートになるために大事だと思う事を発信していきますので、よかったらハートマークの「スキ」ボタンを。彼氏、彼女、友達にも「こういう事言いたかったの!」と思う方はSNSでのシェアをお願いします!なにか一緒に仕事したい、悩みを相談したいという方はTwitterでいつでも遠慮なくDMください。夢を持って頑張る皆さんの背中を少しでも押せたら幸いです。

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