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Resolution

例えば、あなたの好きな人が企画を立ち上げたとして、「応援したい」と思った時に最も良い方法は、参加することである。

結論をまず書きました。ここから、具体的な話をしていきます。

僕には好きな人がいます。illyさんという人です。とても聡明で、あたたかい心を持っています。この度、彼は「磨け感情解像度」という私設賞を立ち上げました。このコンテストを応援するために僕ができることは何か。ちょっぴり解像度を上げた応援論を書いてみました。

コンテストを盛り上げるために、僕たちにできることはたくさんあります。実際に作品を書いてコンテストに投稿する。「サポート」という形で応援する。記事をシェアしたり、投稿された作品を読んで感想を述べたり。コンテストを盛り立てていくためにはどれも必要な要素です。

僕も過去に二度「教養のエチュード賞」というコンテストを主催したことがあるのですが、周囲の方々からのお心遣いを肌で感じてきました。その中でも、主催者として最も助かるのは「作品を投稿していただくこと」です。

それも投稿は、早ければ早いほどいい。序盤に作品数が伸びることでコンテストは勢いをつけます。応募する人も、投稿された作品を参考にするので早い段階でレベルが高まっていく。何より主催者は安堵感を得ることができます。illyさんを応援したければ、今すぐ作品を投稿すること。

さて、かくいう僕もまだ作品を投稿していません。なんと薄情なことでしょう!しかし、そこには理由があります。「完成度の高いものを出したいから」です。賞がもらえる、もらえない以前に、illyさんから「おいおい、もっと良い文章書けるだろ」と思われたくないという気持ちがあります。書くならば、彼をドキドキさせる文章を書きたい。

誰もが「参加するには賞を狙いたい」と思っていることでしょう。鉱石を磨いて輝きを手に入れるように、文章を磨きたいはず。特に今回の〝感情の解像度〟というテーマは、アイデアや思考を成熟させて、整理するために、まとまった時間が必要となりそうです。

ここに「応援したい気持ち」と「書き手としての矜持」のジレンマが生まれます。

それを解決するのが、今書いている文章です。コンテストを応援する記事を書くこと。作品を投稿する前に、「応援」を投稿すればいい。ハッシュタグをつけても、「コンテストへの投稿」とは数えられないようです。

今から書く人へ

エモーショナルな文章が得意な人と、ロジカルな文章が得意な人がいます。この「磨け感情解像度」というコンテストは、その両面を引き上げる大きな役割を果たしています。このテーマと本気で向き合えば、書き終えた時にはきっと「一歩先の自分」と出会えると思います。

普段、僕たちは得意な領域を頼りがちですが、このコンテストでは使っていない筋肉を鍛えることが求められます。結果的にそれが「書き手」としての成長を促してくれます。

ロジカルに偏りがある方は、マリナ油森さんとあきらとさん主催の「呑みながら書きました」という企画に参加して、そこで作品を書くことをおすすめします。酒は前頭葉を鈍化させ、理性的な思考を抑えながら感情を解放させてくれます。普段ロジカルなヤマシタマサトシさんやillyさんがね、この企画に参加すると良い味を出すんですよ。もちろんいつもの切れ味の良い文章も好きですが、そこにエモーショナルな要素がいい具合に引き出されています。ぜひ、読んでみてください。

前頭葉が麻痺して、ウィリアム・バロウズの『裸のランチ』みたいになってしまった人は、それを熟成させて、クリアな思考の時に推敲を重ねて作品をブラッシュアップしていくという方法もあります。これがまたいいタイミングで、「呑みながら書きました」が6月13~14日の開催、「磨け感情解像度」は6月30日が締切です。ラスト2週間でめいめいにブラッシュアップしていけば、noteのイベントも楽しめて、みんなとも交流できて、良い作品にも仕上げていける。結果的に、「書き手」として大きな成長ができるような気がします。

この6月、みんなで飛躍しようぜ。

ということで、企画のお知らせ


改めて〝感情の解像度〟って良いテーマですよね。このコンテストの対策会のようなものをやりませんか?エモーショナルな部分とロジカルな部分を磨く訓練。作品をフィードバックし合うのもおもしろいかもしれないですね。

この記事の中で、「知性と感性」という内容で倉本聰さんの話を書きました。ここに重要なヒントが隠されていると思っています。


希望の方は連絡ください。illyさんを作品でぎゃふんと言わせましょう。そして、彼はぎゃふんと言わされることが何よりの好物であるということを僕は知っています。ドキドキさせるとは、そういうことです。



「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。