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勇者から仲人へ転職した後に、魔法使いにジョブ決定した話。 【就活】

はじめに

はじめまして、神野凌太郎と申します。
昨年11月に、inteeを運営している株式会社Hajimariから内定をいただき、就活を終了しました。

このnoteでは、就職活動を通した学びや原体験を掘り下げながら、inteeユーザーからHajimariに入社したきっかけ・経緯を明らかにして、これから就活をはじめる方への新たな気づきになればという願いをこめて、執筆したいと思います。

自己紹介

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出身地:大阪府
大学:立命館大学情報理工学部4回生
現在の活動:
・株式会社Hajimari PIECE事業部 WEBエンジニア(内定者インターン)
・中高生の子ども食堂のボランティア
・データ系エンジニア(Python)etc...

高校受験失敗

時は遡り、中学3年生。その当時は勉強・スポーツを卒なくこなし、リーダーを任されることの多い、いわゆる優等生と分類される中学生でした。一方で、「優等生を演じるため」に他人の感情を忖度して生活していた時期でもありました。そんな中、「受験」という多くの中学生が初めて経験する人生のビックイベントが待ち構えていました。当時偏差値が60あるかないかくらいで、偏差値70の高校を第一志望にしていましたが、絶対に行きたいわけではありませんでした。勝手に周囲の期待を忖度して、決めた第一志望だったわけです。(同じくらいの学力だった同級生がこの高校を第一志望にしていたというのもあります。)

結果、受験失敗。今振り返れば、受験に失敗するのは当たり前といえば当たり前です。なぜなら、学習や家庭の環境を言い訳にして、人一倍努力することを怠っていたからです。

高校受験までに人間関係で失敗したことや上手くいかないこと、多々ありましたが、ここまで大きな挫折は初めての経験でした。

自立にもがいた3年間

かくして、行きたくなかった滑り止めの私立の高校に入学します。
挫折を経験して、ずっと心にダメージをおったままでしたが、数ヶ月経ってある感情の変化が生まれました。それは、「他人の感情を生きるのをやめて、自分の人生を生きたい」という感情です。勝手に忖度して努力もせずに口だけの人間に成り下がったままだった自分を変えたいと思ったからです。そのためには、人一倍の努力と挑戦をする必要がありました。生徒会執行部の活動をしたり、ビジネスコンテストの参加に自ら手を挙げたり、トビタテ!留学ジャパンに応募してみたりとさまざまなことにチャレンジしました。勉強面でもトップの成績を3年間維持して、人の5倍以上は勉強をしました。その一方で、「負けたくない」という感情も暴走し始めていました。変にプライドが高くなってしまい、同級生に心ない言葉を吐いたり、思ったことをストレートに伝えて相手を傷つけてしまったりして、勝手に孤立をし始めました。今振り返ると、「自立」にもがく中で、理想と現実のギャップ(かつての自分とイマの自分)に心が追いついておらず自分が何者なのかわからない状態だったのだと思います。本当にしんどい時期でした。

そのような状態で、ある日「リッチマン、プアウーマン」をたまたま目にします。中2の時に放送されていたドラマで、リアルタイムで視聴していた時は何も感じませんでした。しかし心がズタボロだった高校生の僕は、人間関係を厭わずに、やりたいこと・やりたくないことをはっきりと線引きして、自分のプログラミングスキルとセンスで世の中を本気で変えようとしている姿に心を打たれたのです。(自分の境遇を重ねたこともあり)

それから、漠然と「世の中にインパクトのあるプロダクトを作りたい」と思うようになり、大学は情報系を専攻することになります。

インターン人事としての1年間

僕が初めて長期インターンにチャレンジしたのは大学2年生の時です。

それまでは、普通に授業を受けて、その後はバイトをしたり、サークル活動・ボランティア(子ども食堂)に参加したりと、一般の大学生と同じ生活をしていました。

長期インターンを始めようと思ったきっかけは、前述した夢を実現するためには、ビジネス経験が必要なのでは?と思い始めたからです。授業を受けていると一通りのITスキルは身につくかもしれませんが、チームで仕事をする経験であったり、マネジメントをする経験はできません。以上の理由から、エンジニアリングとは全く関係のない人事配属を目指し、長期インターンを始めます。

インターン先の会社では、コンテンツマーケティングの事業をメインで行っており、3ヶ月間はマーケティングチームでライター→編集→チームマネージャー兼編集とステップアップ。その後、マーケティングチームの実績が認められ、異例の早さで人事配属になりました。

ただ、ここからが試練の連続でした。人事になって初めて60人規模のインターン組織のマネジメントを経験することになるわけですが、前任から、インターン生の退社が相次いでいるのが問題となっていました。原因としては、定性的なマネジメントに限界がきていたことが考えられます。そこで、定量的な評価の重要性を各マネージャーに伝達していくのですが、価値観やこれまで大事にしてきた定性的な部分を否定していると捉えられて、衝突が起きてしまいました。また、問題解決をしていく中で、同じ人事部として活動していたメンバーも辞めてしまいました。僕の放った一言の伝え方が悪く、相手の尊厳を傷つけてしまうものだったからです。

まだ当時の僕は「勇者」と同じで、勢いと感情で物事を伝えることしかできませんでした。言い換えると、感情と理性の切り分けができていなかったのです。(今となっては反省しかありません)
また、ビジョン・価値観が同じ方向を向いていない関係値で、他人の問題に土足で踏み入れていました。

ここから、『感情と理性を切り分けて物事を捉え、伝える」ことを学びました。感情と理性をきちんと切り分けており混ぜることで、事実をきちんとした事実として相手に伝えられます。逆にどちらかが欠けていると、解釈が入った事実になってしまうことを体験的に学びました。また、「組織において、ビジョン・価値観は重要」であることも学びました。この2つの学びがこの後の就活軸に影響を与えます。

エンジニアになろうと思ったきっかけ

去年の4月に、人事として一通りの役目を終え、前々任の尊敬している先輩に声をかけてもらい、京都にあるクレドシップという会社にインターン生として入社します。

個人の志を大事にしている会社だったこと、経験がなかった新規事業に携われるチャンスがあったというのが理由です。

紹介してもらった先輩の補佐として、テレアポ代行事業の立ち上げに携わりました。主に、テレマーケティングの候補者様の採用を行ったり、動線整備を行ったりしていました。

ある日、営業チームの方に、
「神野くん情報系だったよね?日報報告を自動通知するようにして欲しいんやけど...」と声がかかりました。

GAS(Google App Script)を使って自動化をする必要があったのですが、
経験がなかったので必死にネットで検索しながら、実装までこぎつけました。

そして、「できました!!」と報告した時に、
『本当に助かる...!ありがとう!』と言ってもらいました。

この何気ない「ありがとう!」が本当に嬉しくてたまりませんでした。なんだろう、上手く言えないんですが、高校受験に失敗してから自立に執着し、前インターンでもいざこざがあり、必死にもがいてきた中で、心の底から忖度のない「ありがとう」という言葉が久しぶりで、心に深く刺さったのです。

この当時、当初の夢である「世の中にインパクトのあるプロダクトを作りたい」に対して、エンジニアとしてではなく、ビジネス側で実現をさせたいと思っていました。しかし、この一件があり、目に見える形で価値貢献ができることに魅力を感じ、本格的にエンジニア就活を始めます。

inteeとの出会い

そうして、エンジニア就活を始めるわけですが、なんせ開発経験・ポートフォリオがありません。そこで、ポートフォリオ作成を目的にプログラミングスクールに入会します。インターンの方では、テレアポ代行事業から開発チームに異動したいとお願いして、開発実務(データ系)に携わり始めていました。ただ、時期がすでに8月だったこともあり、同時並行でエンジニア就活を始めないといけない状況でした。(8月まで起業をしようと思っていたので就活を一切していませんでした。)

就活に関しては全く右も左もわからない状態が続き、しばらく途方にくれていました。その時にインスタでinteeの広告が流れてきたので、そのまま勢いで申し込みをしました。これが僕のinteeとの出会いです。

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実際に、inteeにはいくつかのワークショップがあり、その中でフレームワークを使って原体験からの自己分析をする機会があります。

そのワークショップを通して原体験を深掘って得た就活の軸です。(その節はメンターの山中さんには本当にお世話になりました。)

・高校時代の原体験から、ユーザーへの貢献性(誰が使うか、+αの価値貢献)サービスの背景
・人事インターンから、誰と何をするか(チームでの向上)<=> ビジョンドリブン
・営業チームの一件から、webエンジニア + 自社開発(サービスの背景とほぼ同等)

この就活軸で、10月くらいから本格的に選考を受け始めることになります。

Hajimariに意思決定した経緯

Hajimariの選考を受け始めたのは、11月中旬のことです。
他社の最終選考が2週間後に控えている中、Hajimariの選考を受け始めました。

きっかけは、保坂さんと自分のキャリア面談を設定してもらったことです。その時点では、他社の最終選考で内定が出たら、その場で承諾をするつもりでした。しかし、「本当に意思決定しても大丈夫なのか?」という不安と、漠然と「なんか違うな...」と。
保坂さんとは、inteeリアルカレッジ(inteeの未経験エンジニア講座)で面識はありましたが、キャリアと原体験の話をしたことがありませんでした。
そこで、今回は割愛した小学生の話から現時点までの原体験を掘り下げながら、就活軸・今後のキャリアについて1時間くらい話を聞いてもらいました。
話を聞いてもらっているうちに、直感的に「Hajimariで働きたいかも...」という気持ちに。(inteeの『自立したファーストキャリアを提供する』をHajimariメンバーの皆さんが体現している姿を見て「素敵だな」と前々から感じてはいましたが。)

そして、翌週月曜日の朝イチにメンターの山中さんから、「Hajimariの選考を受けてみないか?」と声をかけていただいたことから、それを契機に選考を受け始めました。

選考を通して、保坂さんと周さんにはたくさん壁打ちをしてもらいました。(本当に今でもすごく感謝しています。ありがとうございました!)
壁打ちをしてもらっている中でも、断じてHajimariに入社することを勧められることがなく、「一緒に働きたいと思っているよ」と言ってはくれるものの、「神野くんのキャリアだから、正解だと思う道を歩んで欲しい」(ニュアンス違ったらすみません笑)と「自分で選んだキャリアを正解にする」を体現しているビジョンドリブンなところが本当に素敵だなと思い、約2週間の選考で内定承諾をするに至りました。

ここまで僕のことを支えてくださった方、影響を与えてくださった方、本当にありがとうございました。

最後に

約5000文字の文章に最後までお付き合いしてくださった方、本当にありがとうございます。
以前、「勇者から転職し、「仲人」としてモンスターに立ち向かった8ヶ月」というタイトルでブログを執筆したことがあり、今回はその続編として執筆しました。

これから就活を始めるであろう23卒、24卒...の方には、納得したキャリアを歩んでいただきたいです。僕自身、就活を始めるまでは本当にやりたいことを考える機会がなく、ノリと勢いで意思決定をしてきた節があります。単なる会社に入るための就活ではなく、自立した充実感のあるキャリアにするための就活をして欲しいなと思います。inteeでは23卒の申し込みをすでに開始しているので、キャリアに本気で向き合ってくれる大人にサポートしてもらいたい方は、ぜひinteeに申し込んでみてください!


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