FF7Rから学ぶ仕事の基礎
こんにちは。
GW期間中、ずっとゲームをしていました。
2020/03に発売された「FINAL FANTASY VII REMAKE」です。
せっかくGW期間中にゲームばかりしていて良いのかと気にしながら(コロナでどこへもいけないですが、、)プレイしていたのですが、
あることに気づきました。
「仕事の基礎を学ぶなら、難しい参考書読むよりFF7Rの方がタメになるんじゃね?」
今回は、FF7Rで仕事の基礎が学べると思った3つのポイントについてシェアしたいと思います。
「FF7R」とはどんな作品?(簡単に)
FF7Rは、1997年にプレイステーションで発売された「FINAL FANTASY VII」をリメイクした作品です。
ただ、リメイクとはいっても原作の2時間分の「ミッドガル脱出編」までをオリジナル要素や追加シナリオを加えた作品となっています。
あらすじはこちらです。
簡単に言うと、
です。
この話を踏まえた上で、仕事の基礎になる!と思った3つのポイントをお話しします。
反神羅組織(アバランチ)の統率力
アバランチの活動目的は、「星を守ること」です。
魔晄を吸い上げていくと、土地が衰退してやがて星の命は終わる。
その事態を防ぐために、アバランチを結成して神羅カンパニーの魔晄炉(魔晄エネルギーを吸い上げる発電所みたいなもの)を破壊しようとしています。
一方で、アバランチ内でも分派と本家に分かれています。
なぜなら、破壊するまでの手段に対する考え方が違うからです。
その分派のボスを張っているのが、バレットです。
このバレットの統率力が群を抜いており、仕事でマネジメントする方にも参考になるマネジメント手法を用いています。
1つ目「思考の統一」
バレットは思考の統一をするのが上手です。
一貫して「星を守る」と口にしており、メンバーもただ何も考えず魔王炉を破壊したり、神羅カンパニーと戦争をしたりしているわけではありません。
この思考の統一をきちんと普段から行なっているおかげで組織内で対立したり、意見が分かれたりすることはほとんどなく、バレットは一定の信頼をメンバーから得ています。
また、思考の統一をただ行なっているのではなく、
KGI(Key Goal Indicator)とKPI(Key Performance Indicator)もきちんと設定しています。
これらを設定しているおかげで、1つ1つのミッションの内容を良くしようと頭を使ってメンバーは行動をしています。
つまり、無駄な行動を一切することなく、目標達成するためのアクションを実行できるというわけです。
さらに、本家との差別化もきちんと行なっているのも統率力があると思った理由です。
本家は、バレットたちが目標を達成するために暴挙に出たり、戦争をしたりすることを良く思っておらず、アバランチの分派として本家から追い出します。
この仕打ちがあっても、バレットはブレずに武器を使って暴挙に出ることを躊躇せずに、メンバーもバレットというリーダーを信頼して命を預けます。
まとめると、バレットは思考の統一を完璧に行い、手段と目標設定を見失わないように組織運営をしているということです。
※ただ、バレットは感情が強いタイプなので、目標設定を見失いそうになることもありますが、、(その時はティファ(メインキャラクター)がストッパーの機能を果たしています。)
2つ目「想定プランを複数準備」
アバランチがミッションを行う時は、想定プランを複数(6個以上)用意しています。
ミッドガル(神羅カンパニーの周りに築かれた街)では、上(プレート)と下(スラム街)に分かれており、アバランチがお互いを行き来する際は、相当な体力を使います。
具体的には、プレートとスラム街を結ぶ列車内でID(マイナンバーみたいなもの)検査が行われます。その際に、偽装IDを使って列車内に留まっているので、検査に引っかかって不測の事態が起こる可能性があります。
そのため、検査に引っかかった場合の攻撃プランであったり、脱出のための道具をポイントごとに設置したり、脱出ルートを複数確保しておいたりと準備も欠かさず行います。
その際は、メンバー内で役割分担を行い、実行部隊と技術部隊(整備担当など)で分けています。
組織図もきちんと決めて個人の役割を明確化できているおかげで、有意義なミッションを行うことができます。
3つ目「能力より"考え方"」
クラウド(主人公、元ソルジャー)がアバランチとミッションを共にした理由は、幼馴染であるティファからの紹介です。
ただ、バレットは「星を守る」ことに関心のないクラウドに対して敵意をむき出します。(最初は)
最初のミッションでクラウドの能力を認めつつも、仲間として引き入れることを提案されても拒否します。
この能力より考え方を重視したビジョン採用を取り入れていることも統率力が取れる要因だと思います。(一切ティファに忖度しません)
クラウドの"利害に関する"考え方
元ソルジャーで主人公の「クラウド」は、自分にとってwinか否かで協力するかを決定します。
仕事=報酬(価値)と考えており、等価交換でないと仕事を引き受けません。
これは友情や仲間、幼馴染であっても同様の対応を行います。
報酬がきちんと発生するからこそ、仕事への責任感が生まれます。
結局、等価交換でないと、お互いに不満が募り、一定のサービス質の保証はされません。
ただし、この考え方は前提条件として自分の能力に対する自信を持つことが必要です。
言い換えると、自分の価値(能力)はどのくらいだろうかと知ることから始めるべきだということです。
自分の能力を見誤ると、相手の期待を裏切ることにつながり信頼を得ることができない上に、報酬と能力が釣り合っているかわからない状態では、自分の時間を安売りすることにつながります。
以上の例は、クラウドの考え方が一貫している例です。
身体が不自由で元気のない老人は、自分の妻の墓参りに行きたいと考えていたが、墓の周りにモンスターが発生して近づけないため、クラウドにモンスター討伐の依頼を行います。
クラウドはきちんと報酬を提示して、クエストを引き受け、討伐に成功します。
その後、クラウドが持ち主に墓の鍵を返すように老人に言いますが、「あんたが返してくれよ」と言われます。
クラウドは、仕事に対して同等の報酬が必要だと考えているので、
「5000ギルもらうぞ」とつっ返します。
その結果、老人は憤慨し「世の中結局金か」と言い、クラウドを拒絶するようになります。
「結局金か」
いくら老人で不自由であっても、無料奉仕するのは「善意の搾取」です。
バトルシステムの論理的思考
次は、本作のバトルシステムを実際にプレイすると得られるソフトスキルについて記述します。
本作は、ATBゲージ(FF7のバトルシステム)に加えて、FF15から採用されたフィールドアクションが採用されています。
このATBゲージがバトルの勝敗を大きく分けます。
ATBゲージは自動で溜まっていき、コマンドを実行したりアイテムを使用したりするためには、ATBゲージを消費する必要があります。
また、コマンド(魔法やアビリティ)を使用するには、武器とマテリア(魔法やアビリティを使うための要素)をうまく配置させる必要があります。
それに加えて、4人のキャラクターが常に一緒に行動しているわけではなく、チャプターごとに戦闘の人数が異なったり(1〜3人)、キャラの組み合わせが常に入れ替わったりするので戦闘スタイルを適宜考えていく必要があります。
そのため、戦闘は毎回、武器やマテリアの入れ替えを行なったり、戦闘プランを変更したりする必要があり(ボス戦は絶対)、相手も弱点(物理攻撃が効かない、炎系の魔法が苦手など)を見極めつつ、戦闘を行う必要があります。
つまり、PDCAを高速で回す体験ができて、ビジネスで基本の考え方を身に付けることができます。
まとめ
プレイ時間:40時間(基本、本編は一本道ストーリー)
価格:8980円(PS4込みで38960円)(税別)
費用対効果:224.5円/時間(974円/時間)
上記の投資で、有意義なゲーム体験(仕事の基礎を身につけられる)ができます。
「仕事の型を学ぶなら、FF7Rをやろう。」
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