怪至考①語るほどでもない怪談
<怪談そのものではなく、怪談にふれる中でとりとめなく考えたことの備忘録。>
大学時代に福岡に一人で旅行に行ったことがある。
普段一人で飲むことなどないのに、気持ちが大きくなった僕は飲み屋に入り、そこで知り合った青年と話をした。
僕がホラー映画や怪談の類が好きだと話をして、自分の見聞きした怪談を1,2つほど語ると、彼も自分が聞いた話を教えてくれた。
彼の大学の先輩が、心霊スポットだという海岸に肝試しに行った。
先輩の車に4,5人で同乗し、しばらく海岸付近をはしゃぎながら歩