河邑 亮太 (アダコテック代表)

製造業×AIのアダコテック代表取締役CEO|http://adacotech.co.j…

河邑 亮太 (アダコテック代表)

製造業×AIのアダコテック代表取締役CEO|http://adacotech.co.jp|モノづくりの進化と革新を支えるというミッションのもと、日本発のAI技術で、製造業の検査を自動化するサービスを提供しています。一橋法11'卒→三井物産(7年)→DMM(1.5年)→現職

マガジン

  • アダコテック社員によるNote

    • 94本

    アダコテックの社員が書いたNoteを一つにまとめました!

    • アダコテック社員によるNote

      • 94本

最近の記事

Adacotech、AutoMLに全力投球しますという話

製造業×AIあらため、製造業×AutoML アダコテックの河邑(かわむら)です。本日はAdacotechで本格的に機械学習チームをつくるので、エンジニアを大募集していきますというお話です。 なぜ今か アダコテックは製造業最大のアナログ領域である検品作業を自動化するための、画像解析プロダクト「AdaInspector Cloud」を提供しています。検査対象の良品の画像を100枚ほどアップロードすることで、ノーコードで機械学習の検査モデルを作成・検証することができます。 競

    • 資金調達をはじめる前に知っておけたら良かったこと -シリーズB資金調達からの学び-

      製造業×AI アダコテックの河邑(かわむら)です。 この度、アダコテックとして総額15億円のシリーズB調達を発表させて頂きました。せっかくですので、等身大な実務経験をもとに、資金調達のプロセスの振り返りを共有させて頂きます。私自身はファイナンスの専門家ではなく、今回は色んな方に教えを乞いながら資金調達を進めましたが、当時の自分が「資金調達をはじめる前に知っておけたら良かった!」という内容をまとめてました。資金調達の全体的なプロセスと要点を把握頂くことを目的としており、詳細なフ

      • 11億円調達から描く、AIでヒトの創造性を解放する未来

        「こんなに細かいキズを目で見つけているんですか・・・!?」 製造業の現場で思わず私が呟いた一言です。実は皆様のお手元にある製品の95%は、今も人間の目で検品しています。当たり前ともいえる日本のモノづくりの高品質は、アナログなプロセスに支えられているのが現状です。 上は私自身が1週間工場に泊まり込んだときの動画ですが、1日8時間、何千個という部品に対して数ミクロンという細かいキズを探し続ける作業です。とても過酷な作業で、長時間繰り返せば視力にも影響がでてきます。 私たちア

        • ゼロイチの3大疾患 - こうして新規事業の立ち上げは失敗する

          製造業向けに検品AIを提供するアダコテックの河邑(かわむら)です。大企業から飛び出してベンチャー経営に向き合うこと早2年半。とにかく紆余曲折・試行錯誤・七転八倒してきた中で、自分が経験した新規事業立ち上げの3つの罠と、それをどう回避すればよいか?という内容をまとめました。 対象読者 ・アーリーステージのベンチャーに携わる方 ・新規事業に携わる方 ゼロイチの3大疾患とは? 疾患①: One Fits Allを目指しすぎ病事業を立ち上げるときに必ず言われるのは「マーケット選

        Adacotech、AutoMLに全力投球しますという話

        マガジン

        • アダコテック社員によるNote
          河邑 亮太 (アダコテック代表) 他

        記事

          全てのリーダーにコーチングをお薦めしたい

          リーダーになればなるほど、向き合う課題が複雑化し、思い悩むことが多くなるのではないでしょうか。常に相談できるRight Personがいれば良いのですが、社員にも、家族にも、株主にも、相談しにくいような絶妙な悩み。どうやって頭と心を整理すれば良いのか? 一つのとても有効な手段として「コーチング」に私は出会いました。コーチングを受けることで、今まで思い悩んでいたことがうまく整理できました。そして、副次的な効果として、自分自身がコーチングスキルを身に付けることで、組織のマネジメ

          全てのリーダーにコーチングをお薦めしたい

          アダコテックでの2年の軌跡

          製造業向けに検品AIを提供するアダコテック代表の河邑(かわむら)です。2021年7月を持ちましてアダコテックに参画してから2年が経ちましたので、この機会にこの2年を振り返ってみたいと思います!技術系スタートアップの最初のステージをリアルにお伝えすることを通じて、スタートアップのカオスにご興味がある方に少しでも参考になれば幸いです。 事業 - 製造業へグッと刺さり込むまでの試行錯誤日本が誇る製造業のお客様への営業は、とても厳しく、幾度となく現場に足を運び、試行錯誤を続けた2年

          アダコテックでの2年の軌跡

          Purposeについて考えてみたら良いことばかりだったのでシェアしたい

          今回のnoteではPurposeを取り上げます。Purposeという言葉自体を聞いたことがある人も多いかもしれませんが、そもそもどういうものなのか?どんないいことがあるのか?どうやったら見つかるのか?について私自身の経験を踏まえて共有したいと思います。 結論を先に: ①Purposeとは「なぜ今その仕事をしているのか?」「なぜその組織が存在しているのか?」を表す概念 ②Purposeは自分が働く上での強い動機になると同時に、人の心を動かす源泉にもなる ③Purposeは良質

          Purposeについて考えてみたら良いことばかりだったのでシェアしたい

          アダコテックのテクノロジーがよくわかるnote

          アダコテック、という一風変わった社名の由来は、柔軟に(adaptive)様々な認識(cognition)ができる技術(technology)の頭部分をくっつけてます。 根っからのテクノロジーカンパニーなのですが、なかなか技術の中身をきちんとお伝えしきれてないなと感じています。なので、今回は、弊社の技術に興味を持って頂いた方向けに、少し踏み込んで、アダコテックのテクノロジーをご紹介しつつ、どのような開発をしているのかを紹介します! なお、ビジネスの全体像については以下not

          アダコテックのテクノロジーがよくわかるnote

          アダコテックに入社したくなるnote

          アダコテックの河邑(かわむら)です。タイトルで自分にプレッシャーをかけてみました。内容は以下3点!極力シンプルに凝縮してお伝えします! ■ どのような事業なのか? ■ どのような組織なのか? ■ なぜ入社すべきなのか? 少しでもご興味を持って頂いた方は是非お話させて下さい! ■どのような事業なのか?製造業の検査・検品を自動化するための画像解析AIソフトウェアを提供し、導入ラインごとに月額の利用料を頂いています。以下が簡単なイメージですが、製造ラインで流れてくる製品をカメ

          アダコテックに入社したくなるnote

          アダコテックでの1年を振り返る【後編】

          製造業向けに検品AIを提供するアダコテックの河邑(かわむら)です。これまで2回に渡って、私がアダコテックに入社してから1年の中での、方針決めや、採用/広報での取り組みを書きましたが、今回はラストで、バックオフィスと営業です!(以下は前回記事です!) ⑤バックオフィスの整備<2019年7月~2020年1月>バックオフィスについては、入社当時はほぼアウトソース体制(経理を税理士法人、労務を社労士)で、株主のオフィスの一角を借りて運営していました。社内に人員がいないうちは、無理に

          アダコテックでの1年を振り返る【後編】

          アダコテックでの1年を振り返る【中編】

          製造業向けにAIを提供するアダコテックの河邑(かわむら)です。前回の記事では、私が入社してから1年の中で大きな方針を決めてきたことを中心に書きましたが、今回は採用と広報での取り組みについて書いていきます!(以下は前回記事です!) ④採用・広報の立ち上げ&運用<2019年8月~>アダコテックは2019年7月時点で正社員4名+インターン生3名で、事業計画を達成する上で、とにかく人が足りない!という状況でした。そこから1年で、正社員+3名(+内定2名)、業務委託+4名、副業+6名

          アダコテックでの1年を振り返る【中編】

          アダコテックでの1年を振り返る【前編】

          製造業向けにAIを提供するアダコテックの河邑(かわむら)です。2019年7月に入社してから早くもマル1年が経過しました。良い機会なので、1年の振り返りをしてみようと思います。今回は実務的なところが中心で、「こうしておけばよかった・・・」という反省点も含めて、赤裸々に書いていこうと思います! 入社したときのアダコテックアダコテックは2006年に産総研からスピンアウトしたテクノロジーベンチャーです。以来、優れた技術を保有するも、なかなか環境面に恵まれてきませんでしたが、ここ2~

          アダコテックでの1年を振り返る【前編】

          モノづくりの進化と革新を支える - アダコテックが描く未来

          製造業向けにAIを提供しているアダコテックの河邑(かわむら)です。前回の記事ではアダコテックへの参画経緯や面白さについて書きましたが、今回は「アダコテックは何を目指しているの?」という点について書きました。アダコテックに興味を持って頂けるキッカケになれば嬉しいです! そもそもアダコテックって?という方には、2分弱の説明動画がありますので、宜しければご覧下さいm(_ _)m  動画リンク  モノづくりは楽しく、クリエイティブであるべき日々、現場では多くの方々が目視による検査

          モノづくりの進化と革新を支える - アダコテックが描く未来

          日本発のテクノロジーで世界で勝負できるシアワセについて

          製造業向けにAIを提供しているアダコテックの河邑(かわむら)です。アダコテックに参画してから1年が経とうとしているので、改めて「なぜアダコテック?何が面白いの?」を深掘りして書いてみました。アダコテックに興味を持って頂けるキッカケになれば嬉しいです! そもそもアダコテックって?という方には、2分弱のサービス説明動画がありますので、宜しければご覧下さいm(_ _)m  動画リンク  ディープテック系ベンチャーはオモシロイアダコテックは産総研ベンチャーのエンジニアが立ち上げた

          日本発のテクノロジーで世界で勝負できるシアワセについて

          研究所発のテックベンチャーがゼロから20名採用するまで採用広報でやったこと

          こんにちは!製造業向けにAIを提供するアダコテック代表の河邑(かわむら)です。noteは初投稿になりますが、私が2019年7月にアダコテックに加わってから力を入れてきたテーマの一つである採用広報について書いてみたいと思います。 アダコテックは2012年に創業した産業技術総合研究所(産総研)発のスタートアップですが、ゴリゴリのテックベンチャーで、知名度はほぼゼロ。採用ページもなく、採用を一度もしたことがなかった会社でした。 そんな状態から、約6ヶ月の期間で、社員+3名、イン

          研究所発のテックベンチャーがゼロから20名採用するまで採用広報でやったこと