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青春の続きを今も生きている

学生時代は青春だった。

全力で打ち込んだ部活動。僕は学生時代にサッカーをやっていた。汗や泥に塗れながら、必死にボールを追い掛け、日が暮れるまで練習した日もあった。

小さな大会だけど優勝の経験もした。トロフィーを掲げ、みんなで撮った集合写真は今も宝物だ。

そして、優勝した時は日々の努力が報われた気がした。試合にボロ負けてしまった日には、自分たちの無力さを、自分たちの努力不足を知った。

勉強もそれなりにできた。クラスメイトに勉強を教えるのが好きで、放課後学校に残って勉強を教えることもあった。放課後に残って勉強だなんて学生ならではの醍醐味である。

恋愛もした。振られたり振ったり。泣いたり笑ったり。好きな人に嫌われないようにと優しくしたこともあった。優しさが仇となり嫌われることもあった。反省も後悔もたくさんした甘酸っぱい青春。

漫画の読みすぎだろって思うかもしれないけど、坂道を下りながら告白したこともある。今思い返せばかなり恥ずかしい。でもまさにあれが青春だった。

酒を飲みすぎたこともあった。朝から夜通し酒を飲み、バカみたいに騒いで近所の住人に怒られたこともある。

大学ではゼミの先輩にいつも標的にされ、吐くまで必ず飲まされていた。道端で吐いたこともあるし、記憶を失ってしまうこともあった。最近記憶を失ったこともあったな。まあいいや。

「お酒はほどほどに」ってなんども言われたけど、バカだったからその言葉の意味を理解しようともしなかった。酒に飲まれ、反省を繰り返す学生時代。

ほろ苦い経験もした。2日ほど飯を食えない経験や借金取りに追われる日々。普通の生活ができている人がうらやましくて、河川敷でわんわん泣いた。

就職活動をした。インターンシップで悔しい思いをした。実力ある人と自分の差をいやでもかと思い知らされた。

ただ就職活動自体は、行きたい会社に内定をもらい、苦労することなく、あっけなく終わった。

大学を卒業し、僕の学生時代は終わった。でも僕の青春は終わってなんかいない。

僕は今も青春の続きを生きている。

一生終わることのない青春。終わらせたくない青春。

これから先もずっと僕は青春の続きを生きていく。

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