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悪い夢

君のもので部屋が溢れてたあの頃。君の歯ブラシは今も綺麗なまま。LINEのお気に入りマークの付いた君のアイコン。今では通知さえ来ないホーム画面。既読と安定を欲しがる君。刺激と楽しさを欲しがる僕。色あせた写真に、どんどん綺麗になっていく思い出。

1人の時間もなぜか君のことばかり考えてしまう毎日。明けそうにない夜に一生来ないんじゃないかと錯覚する春。運命の赤い糸だと思っていたものは、いとも簡単にちぎれたただの糸。期待してばっかで、何にもできやしなかったことにただ後悔。

悪い夢なら覚めてほしいし、正夢ならもういっそのこと深い眠りにつかせてよ。君が僕の全てだったのに、君にとっての僕はただのお飾りだった。ああ、僕の知らない誰かにどうか僕の知らない君を見せないでおくれよ。



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