僕たちにアンコールはいらない

きみが主役のプロットを書きながら今日もまた白紙だったキャンバスに色を加える。

子どもから大人になる。青い春と書いて「青春」と呼ぶ。

そうだ。青春なんて言葉が僕らをやけに成長させたのだ。

青春はあまりにも甘酸っぱくほろ苦い。でも青春が人間を大きくする。

モラトリアムの中できみは大切なものを見つけることができたかい？

失敗しては成功する。怒り、泣き、笑い、悲しみ、色々な感情が交錯する。

喜怒哀楽を体験することがきっと人生の醍醐味だ。

ときに無益なことで腹を抱えて笑い、ときに真剣な眼差しで、お互いの意見をぶつけ合う。

なんでも言い合えるようなそんな相手が数人でもいれば、それはもう幸福なんだと思う。

最近気づいたの。幸せって目の前にあるもので、それに気付けるかどうかでしかないってことに。

どれだけ幸せが目の前に転がっていようが、それに気づけなくちゃどうやっても幸せにはなれない。

人生に名前を付けるなら、そうだなぁ。わかんねえや。まあ死ぬ前にでもてきとうに名前をつけるとしようか。

希望に溢れた奴も絶望に塗れてる奴もたくさんいる。

それぞれに物語があって、それぞれに大切な人がいるのは間違いない。

後悔もたくさんした。でもやってよかったと思えるような経験もたくさんした。

少し遅れて来る後悔に怯えながら、僕らは前を進むしかない。

「涙の数だけ強くなれる」なんて詭弁だ。あんな言葉があるから泣いたら強くならなくちゃという考えに至るのだ。

辛いことがあったときは、強がらず弱みを見せればいい。

たくさん泣いたらいい。そして涙の数だけ強くならなくたって別に良い。

いいよ。今絶望してる奴も一緒に進もうよ。人生に良し悪しはない。

今不幸せだって思ってんならきっとそれが人生の最底辺だ。生きてさえいれば話を聞いてくれる人も共感してくれる人もたくさんいる。人生ほんと捨てたもんじゃないよ。

這い上がれよ。誰もお前を助けちゃくれない。立ち上がるのはいつだって自分だ。自分の手足を使って立ち上がれ。

無様でダサくてもいい。かっこ悪くたっていい。なんでもいいから立ち上がれ。

甘えんな。でも人には頼っていい。立ち上がるための準備をいろんな人にしてもらえ。そして精一杯感謝をしろ。与えてもらった恩は困ってるやつに返してやれ。

正直生きてるだけで辛くなるときがある。ぽっかり心の穴が空いてしまうときがあるのだ。

ニーチェやマルクス、プラトンもぽっかり空いてしまった心の穴の埋め方は後世に残していやしない。

人生に置いて万全な状態はいつまでたってもやってこない。

万全な状態がやって来るのを待っていたら、手遅れになってしまうこともある。

今生きてることに精一杯であれ。かっこよくてもかっこ悪くても自分の人生を必死で生きてる奴がかっこいいんだよ。

後悔しないように生きろ。でもどうやったって後悔してしまうことがあるからそん時は一緒に目一杯悲しもう。

人に答えを求めるな。自分にしか最終的な答えは導き出せない。

「好きなことで生きていく」

こんな言葉が今日も僕らを惑わせる。

「好きなことで生きていく」という甘い言葉で惑わせてくる大人がたくさんいる。

好きなことで生きている人は好きなことをこつこつ続け、それがやがて仕事になっていたというのが多くの事例だ。

仕事を辞めて、いきなり好きなことを始めても、そんなに簡単に仕事にはならないというのが現実だ。

「好きなことで生きていく」ということは、「好きなことを嫌いになるかもしれない」というリスクを抱えて生きていくことだ。

僕はありがたいことに好きなことで仕事をしている。でも好きなことが嫌いになりそうなこともある。嫌なことを乗り越えて、達成したときは好きだということをより実感できるからやめられない。一種の麻薬みたいなものだ。

好きなことで生きていきたいなら、「好きなことが嫌いになるかもしれない」というリスクを抱えながら自分自身の中に覚悟を持ってほしい。

「フリーランスがいい」とか、「会社員はダメ」とかもう全部黙れよ。

「あなたが幸せに生きることができているならなんでもいい」がこの問いに答えなんだよ。

幸せの定義はみんな違う。自分の頭で必死に考えて、自分に合ってるやり方で生きていけばいい。

働き方の価値観の押し付けなんて必要ない。お前がやりたいことを一生懸命死ぬ気でやってみせろ。

どんな働き方をしていようと幸せに生きている奴が最強なんだ。

人を批判する人は一生人を批判し続けることになる。

僕も人を批判したことがある。何気ない言葉で傷つけてしまったこともある。いくら謝罪や反省をしても許されないようなこともした。

誰かを批判したことがない人なんてきっといない。

でも批判したあとで生まれる後悔と空虚な気持ちになんとも言えない気持ちになって、なるべく人を批判しないようにと心がけるようにした。

でもそれでもたまに誰かを批判してしまうときがあるから、そんときは全力でごめんなさいをする。僕は謝れない大人にはなりたくない。

批判する人は、批判することでしか自分のキャラを保つことができない。人の批判はネタにもなりやすいし、炎上もしやすい。

炎上というステージに上がる為に、本当はやりたくもない会社員disをやっている人って多いんじゃないかな。

本心とは裏腹な言葉で生き続けて楽しいかい？

もしも本心ならばさ、それはもうそのスタイルで一生突き進んでいってほしい。

楽しくないのであれば辛いだろうな。もうさ、いっそのことやめてしまったらどう？

批判がもしお金の為ならまあ仕方ないのかもな。お金は必要だもん。守るべき人のためにやってるならしゃあねぇよ。

は？人のせいにしてんなよ。お前が自分の身可愛さにやってんだろ？生きていくためだろ？誰かのためとか言って責任を転嫁すんなよ。

会社員をやりながら家族と一緒に過ごして幸せに過ごしている人もたくさん見てきた。

逆にフリーになって、消えていった人も腐る程見てきた。僕だって1年後には消えてしまうのかもしれないしね。

ほんとねいろんな人がいる。その中で枠にはめ込もうとする時点で、もうねナンセンス。

自由にさせてやれよ。甘い言葉やコンテンツだけ提供して、あとは自分で頑張れはないでしょ。

うん、もちろんね責任を取る必要なんてない。頑張るかどうかは自分次第だし、それで失敗したんならそれはもう当人の責任でしかない。

言葉を鵜呑みしたそいつが悪い。甘いんだよ。それでも人生は進んでいく。受け入れるしかないから失敗したことを胸に刻み、前へ進め。

あとこれだけは知っておいてほしい。

いいかい悪い大人はたくさんいる。あなたが知らないだけで腐る程いるよ。

簡単に人を騙す奴。犯罪ギリギリのグレーなことをやってる奴。私服を肥す為に嘘をつく奴もいる。

嘘をつくことでしか自分のことを守るしかできない。

そんな哀れな生き方で産んでくれた母ちゃんに胸を張って生きれるかい？

知らないだけで悪い大人はたくさんいるよ。今あなたの目の前にいる人ももしかしたら悪い大人なのかもしれない。

いい人もそりゃもちろんたくさんいる。目の前の人がいい人だということを僕も信じたいし、そうあってほしい。

「自分を守るのはいつだって自分で」だ。

自分の頭で考えろ。自分が騙されない為に情報収拾を怠るな。

自分の頭でしっかり考えた上で、自分で決断しろ。

自分で決めたことに対して、人に責任を負わせるな。自分でやるって決めたんだろ。自分で責任を負えよ。甘えんな。

人生は一回きりだ。どれだけ謳歌しようと後悔しようと一回だ。

一回きりの人生なんだから全部自分で決めろ。

たくさん悩んだっていいし、困った時は人に頼ったっていい。でも最後は自分の足で前に踏み出せ。

この世界に少しでも生きてきた爪痕残してやれ。

ぼくたちの人生にアンコールはいらない。