かき乱される感情

未来の見えない約束を交わした2人。君がいるから人生に光が差していたのにいなくなってしまった途端に、絶望が魔を差してきたよ。

「ずっと一緒」というお守りのような言葉。言葉なんてただの飾りだった。言葉なんて息を吐いて消えるだけ。口約束という効力は君の勝手で効果がなくなってしまった。

もしかしてあの時の約束を忘れてしまったの？2人で交わした未来の約束。でも君の未来に私がいなくなってしまったという現実。受け入れられないよ。私の未来にはまだ君が残っているのはなんでだろう？

君から私への気持ちがなくなったただそれだけのこと。事実だけが受け入れられず、ただ立ち尽くす私。

なんで私が居ないのに君は笑えているんだろう？私のことはもういなかったことにできたの？

あなたはいつも切り替えが早いね。忍法切り替えの術の使い方を私にも教えてほしかったよ。

かき乱される感情。五感をフル動員して、君を感じていた私。

1+1=2だったあの頃。2-1=1になってしまった今。

あの頃と一体何が変わったかな？変わってしまったのは一体どっちだろう？

君の方かな？私の方かな？

答え合わせはもう一生できないのかな？

嫉妬していたこと本当は少し隠していたの。少女漫画の最終回的な展開を期待していたの。君の言葉を盲目的に信じていたの。「ずっと一緒」の言葉に甘えていたの。

もっと素直になれたらよかったかな。「わがまま」と「甘える」の線引きがまだわからないよ。

信じたから裏切られたのかな？それとも信じなきゃよかった？

最後はとうとう報われなかった言葉。2文字から3文字に変わってしまった言葉。

上手くいくと思っていた私。未来が見えなくなった君。運命の赤い糸の色を塗り替えてしまった2人。

君の甘い言葉にまんまと騙されていた私。優しい嘘で騙し続けて、私のことを好きな君をいつまでも演じ続けてほしかった。

私の思いに最後まで気づかなかった君。

思いを伝えればよかった？それで何かが変わった？

その程度のことじゃ変わらなかったよ、きっと。

交わらなくなった2人。エンドロールを塗り替えた2人。

今も私の中に君が残っているのはなんでだろう？