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40歳になったら「旅する本棚」を作りたい

つい最近、自分が40歳になったらやりたいことができた。それは、「旅する本棚」を作ること。本棚に並ぶ本は、ぜんぶ誰かが読み終えた本。読み終えた本を並べて、読みたいと思った人の手に渡る仕組み。欲しい本は購入するんじゃなくて、自分の持っている好きな本と交換する。自分の持っている好きな本に手書きの手紙を添える。そして、次の読者さんに自分の感想や思い出を共有して、人と人が繋がって欲しい。

「旅する本棚」を作りたいと思ったきっかけは、東京に旅に出て、旅に出るのも悪くないなって思えたこと。そして、旅先で出会った人の話を聞くのが楽しかったこと。あとはシンプルに本を読むことが好きだから、お客さんの読む本が気になるってこと。

僕らには一人ひとりそれぞれの物語があって、誰もが自分の物語の中を生きている。嬉しいことや悲しいこと、苦しいことや怒ってしまったこと。そのどれもが自分にしか味わえない感情で、その思い出はいつまでも胸に残る。そんな素敵な思い出を、誰から聞くのが僕はたまらなく好き。色々な人の話を聞いて、僕はつくづく人のことが好きなんだなって。どんな思いで生きているのか。どんなことを過去にやってきたのか。そして、今はなにをやっているのか。目の前の人の人生に興味があって、ついついその人の過去や現在、未来について聞いてしまうんだよ。

そして、あわよくば服の交換もやりたい。僕は服が好きで、いつも古着ばかり着ている。古着は誰かが一回着たことがある服で、きっと誰かの思い出が染み付いているはず。その思い出が自分の知っている人だったら、ただの古着も特別なものになる。そして、誰かの思いが募った服を着ることになるし、大切に扱おうと思えるはず。

なぜ本や服なのかと聞かれたら、「自分の好きなものだから」と答える。本や服は、僕の生活の一部。なくてはならないものだし、服や本が僕の人生を楽しいものにしてきたと言っても過言ではないからだ。自分が好きなものに囲まれる生活がしたい。そして、その思いに共感してくれる人といつまでもバカなことをやっていたい。自分がやりたいことをやってるだけだし、もしかしたら誰にも得がないのかもしれない。

外装はあえてボロくさくする。誰も寄りたがらないような場所にして、知る人ぞ知る場所にしたいんだよね。でも逆に内装にはこだわって、友達が作ったドライフラワーを飾ったり、友達が作ったものを置いたりして、友達の思いがたくさん募った僕の趣味120%のお店にしたい。

そこで友達がイベントをやったりして、好きな人たちが自分を好きに表現できる場所がいい。アートに塗れたいし、音楽が流れていたっていい。とにかく好き勝手やる場所。でも線引きはちゃんとして、その線を超えてしまった人はみんなのために出禁にする。楽しむ場所にはルールが必要で、そのルールを破った人は、その場にいる権利を失ってしまう。

気が向いた時だけお店の中で適当に接客をして、あとは好き勝手自分の書きたい文章を書く。お店の人なのに、お店の人じゃない感を演出し続けるし、旅に出たくなったら旅に出る。現地で出会った人を自分のお店に連れてきて、バカみたいに騒ぐ。たぶん一緒に働いている人には怒られるかもしれないけど、「まああいつはあんなやつだから仕方ないよ」って、笑いのネタにしてほしい。あとたまに帰った時には、「お前もう40歳だろ。しっかりし露よ、だらしない」って言われる大人になりたい。

やりたいことなんて大層なことを言ったけど、これは単なる妄想だ。現実になるかもしれないし、ならないのかもしれない。忘れてしまっていたらもうそれでいいし、忘れずにやりたいと思ったならやればいい。人生は至ってシンプルでやるかやらないかしかないから、それは40歳になった自分が決める。そして、3年も時間がたったら自分のやりたいことを忘れている自信がある。忘れてしまっていたらもうそれでいいし、忘れずにやりたいと思ったならやればいい。でもやりたいと思った気持ちは嘘じゃなくて本物だから、今はその気持ちを大切にしたいね。


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