好きな人の好きな人になれないことがこんなに胸が苦しいなんて知らなかった

好きな人の好きな人になれないことがこんなに胸が苦しくなるなんて思いもしなかった。どうあがいても届かない存在なら、その存在をなかったことにしてしまいたいぐらいには好きだった。

冬、君に出会い、私は恋に落ちた。くしゃっと笑う顔が可愛くて、茶髪にパーマがよく似合う凛としたその横顔に少しずつ惹かれている自分がいる。

君からの届くLINEに胸を騒がせていた当時の私。どんな話をすればいいんだろうと悩む姿はどう考えても恋に落ちていた少女のようだった。

あれから半年がたち、今でも毎日連絡を取る日々が続いている。私の気持ちは半年たった今でもみじんも変化がない。でもあなたからすれば私はいつだって都合の良い相手。都合の良い時に連絡が来て、都合が悪かったらLINEも既読無視。

なぜこんなことになってしまったんだろう?最初はあなたからLINEが来ていたことが嬉しかったのに、今では絶望すら感じてしまう。

君にとっては都合の良い関係性だけど、私にとっては不都合な関係性。どうやったら本命になれるんだろう。好きな人の好きな人になれないことがこんなにも苦しいなんて、思いもしなかった。

都合の良い関係性には未来はないんだけど、それでもあなたとのつながりを断ち切るのが怖くて、なかなか前に進めない自分がいる。」

もうこれ以上は身体も心も割り切れない。それでもあなたは今の関係性を選びつづけるんでしょう?そうやって今までにたくさんの女を泣かせてきたんでしょう?

どちらかが悪いわけではない。だって私もだめだと分かっていて、あなたから離れられないのだから。寂しい時にだけ求め合ってしまうお互いがきっと悪い。あなたは本気にならず、私は本気になってしまっただけ。

思いが報われないと分かりながらも、どうしてあなたに期待してしまうんだろう?「いつの日か」なんてきっと来ない。

でもどうしても諦め切れないの。あなたのことを拒めないの。

いつまでもあなたの呪縛が解けない私を愚かだと呼びますか?

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