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5/6〜10の日記

5/6
GW最終日はお昼前まで寝ていた。地元の商店街に足を運び、喫茶店に行った。店長さんが今の単価だといずれお店の経営が成り立たなくなると言っていた。物価上昇による余波はどの業界も悩まされている問題だ。常連客の方がもう少し単価を上げてもいいと思うと言った。すかさず店長が皆苦労しているからできるだけ通いやすい値段で提供したいと嘆く。通いやすい値段で提供したいという優しさに胸が痛んだ。もっとたくさんの人がお店に通う方法を見出したいとも思ったが、地元を離れた自分には何もできないのが事実だ。推しは推せるときに推せという言葉を思い出した。大阪に帰省するたびにこの喫茶店に足を運ぶ。それしか僕にはできることがないけれど、それでも何もしないよりは断然マシだと思った。喫茶店を後にし、別のカフェで仕事をした。その後は家族のように迎え入れてくれるカフェで常連さん達とご飯を食べた。帰省のたびに集まってくれるのが本当に嬉しい。だが、そのお店も永続的なわけではない。通えるうちにたくさん通う。そして、そこで仲良くなった人たちとのご縁をずっと大切にしようと思った。

5/7
業務委託で所属している会社で月1回集まる日だった。会議をしたり、食事を楽しんだりととても有意義な時間を過ごせたように思う。所属している会社に社員は2名しかいない。それ以外は全て業務委託のメンバーだ。様々な組織に所属している人の話を聞くのは面白いし、学びになる。外で持ち帰った知識や経験を社内に還元するというサイクルが組織を円滑にしているのかもしれない。そのような特殊な組織を束ねるのは容易ではない。裏で社長がさまざまな仕組みを整えている。その努力の結晶が今日を形成している。いつか起業したいという野望があるため、この会社で組織の運営について勉強していきたい。この会社に所属してやれることは増えたけれど、まだまだ伸び代があると実感している。もっと力をつけて貢献していきたい。そんなことを思った月1回の集まりだった。

5/8
今日は取材の講義を受けた。人のコアを引き出すためにどのような質問が効果的なのかを知れて良かったし、すぐにでも実践できそうな内容だったため、次回の取材で活用したいと思った。その後、小6の姪がお腹を空いたと嘆いていたため、2人でショッピングモールに行き、一緒にうどんを食べた。姪は中学に入学した際に何の部活に入るか悩んでいるらしい。候補はバスケか料理かのようで、前者は好きだから、後者は将来の夢がパティシエだからだそうだ。実に可愛らしい悩みだと感じるが、本人にとっては人生の岐路のような悩みらしい。卒業までまだ時間があるからじっくり悩めばいいと伝えると、そうやなと素直にその言葉を受け入れていた。帰省のたびに姪の人間としての成長を感じている。今抱えている悩みは他人にとっては小さなものに映るかもしれない。だが、悩みの渦中では、その事実に気づけないものだ。今抱えている悩みが姪の糧になればいい。そんなことを考えていた。

5/9
午前中は家で仕事をして、お昼過ぎから福島にある「GLANDSLAM」へと足を運んだ。友人である亮さんが運営するコワーキングスペースだ。1500円を支払えば、9時から21時まで制限なしで使用できる。東京では考えられない価格設定だけれど、それでも運営できているのはイベントや他の事業で収益を確保できているからだろう。亮さんは東京に「GLANDSLAM」を作りたいと言っていた。東京のコワーキングスペースには温もりがない。無人のコワーキングスペースもあるし、事務的なやりとりしか発生しないのが実情である。だからこそ、人との関わりを大切にするコワーキングスペースが欲しいと思っていたため、絶対に実現して欲しいと思った。次の予定があったため、18時半ごろに「GLANDSLAM」を後にし、天満駅へと向かう。今日は中学からの親友達との飲み会だ。まずは焼肉を食べて、その後にお寿司を食べるという大盤振る舞いをした。普段なら絶対にやらないけれど、帰省の際はつい財布が緩む。仕事や家庭の話などで盛り上がり、あっという間に解散になった。少し飲み足りなかったため、地元のバーへ足を運ぶ。そのお店は後輩のおばさんが経営するお店だった。加えて小中高時代にサッカーを教えてもらっていた先輩のお母さんがお客さんとして来ていて、地元感がとてつもなかった。次の帰省の際もまた足を運びたいと思える素敵な空間だった。また行きたいと思えるお店が地元に増えたこと。また会いたいと思える人に出会えたこと。それはとても幸福なことだ。

5/10
前日のお酒が抜けておらず、二日酔いのまま1日が始まった。MTGを終え、その後は地元のカフェで仕事をした。いつものカフェで予定があったのだが、仕事がなかなか終わらなかったため、集合時刻をずらしてもらった。カフェに着き、常連さんと話した。すると、きゃーという悲鳴が聞こえてきた。何事かと思ってその場に目をやると、チーズケーキにクッキー生地をつけないまま焼いてしまったようだ。思わず笑ってしまった。余ったクッキー生地をどうするか。焼いてしまったケーキをどうするか。そこからみんなで代替案を考えた。あまりにも平和すぎて終始ニコニコしていたような気がする。ちなみに僕にはお菓子の知識は何もないため何の役も立たない。お客さんと一緒に代替案を考えるのは、このお店ならではの良さだと思った。それは他のお店にはない強みになる。色々な人の知恵によって代替案が決まり、気がつくと閉店時間を迎えていた。その後は叔母さんとご飯を食べた。昨日に焼肉を食べたのに、今日はしゃぶしゃぶだった。とても美味しかったけれど、翌日の胃もたれが心配だった。結婚の報告や妻についての話などをした。あんたは結婚しないと思っていたから嬉しいと驚かれた。どのような目で僕を見ていたのだろうか。気になったけれど、聞く勇気はなかった。食事を終えてから英国屋でパフェを食べた。その後、妻にお土産を買ってくれた。とにかくいい報告ができて良かった。次の帰省の際もいい報告ができるようしっかり頑張ろう。そんなことを考えながら帰路に着いた。

大阪の帰省中があまりにも多忙すぎて日記の更新が遅くなった。期間が決まっているからたくさんの予定を入れたい。だが、仕事もあるためそのバランスをうまくとらなければならないのだけれど、いつもうまくバランスが取れない。だが、それも帰省の醍醐味である。非日常だからこそ、仕事も遊びも全力でやりたい。5月はとてもいいスタートを切ることができた。この調子で6月まで一気に駆け抜けたい。

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