消費期限切れの愛

答え合わせが早すぎた恋。はじめるのが遅かった愛。運命は信じない主義。赤い糸は誰かの悪戯。君のことはもう知らないふり。忘れる忘れないを行ったり来たり。踊らされていた手のひらに気づかないふりはもうおしまい。

変えれないアイコン。好きな人が撮る写真はなぜかいつも可愛く映る。「会いたい」とLINEを送りたいけど私からのLINEを君は求めていないのがオチ。既読無視、未読無視。どちらにしても無視は辛いね。ブロックされてないだけましかな。君からの連絡を待てばいいのかな。でも私もいつまでも待てるいい子じゃないの。

賞味期限切れの恋。消費期限切れの愛。ふと思い出すあの人の笑顔。消せない写真と消えない記憶。無理に忘れなくていいという友の助言。まだ好きなんだという私の失言。好きは幻で、愛は魔法。恋は盲目で、愛は無償。

日曜日に最低な夜がやってきました。君の動向が気になって開いたインスタ。忘れられないのまだまだ。知らない女に変わったアイコン。私があげたネックレスまだつけてるね。安心した。まだ私のこと好きでしょ。そんなことないって？わかってるって。知ってるって。冗談だって。

「ありがとう。ごめんね。」


精一杯の強がりをいま君に捧げるよ。