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20代前半の情熱を取り戻したい

なんのために生きているのかがわからなくなった。友達もいるし、仕事もある。これは贅沢な悩みだとわかってはいるものの、なにを手に入れれば、この幸せの枯渇が解消されるのかがわからない。

目標もなければ、したいこともない。まったくないと言えば、それは嘘になるんだけれど、胸を張って「これがしたい」と強く言えるものがないのだろう。

人生は続く。ゆるりとした日常も忙しない日常もどれも同じで、ないものねだりをしないほうが幸せに生きられる。あるものだけを数える人生は無難だけれど、その幸せは長く続かないと思う。だからこそ、人は新たな刺激を求め、ないものをあるものに変えようと躍起になる。

20代前半は、じぶんのしたいことに、全力で突っ走ってきた。副業でブログを書いて、それなりの収入を得た。そこで満足することなく、イベントスペース兼バーを運営し、アーティストさんの活躍できる場を作るために、寝る間を惜しんで奮闘していた。

最終的には、頑張った甲斐もあって、いまは文章で生活ができている。過去の自分をおおいに褒めてあげたい反面、いまのじぶんの情けなさには、涙が出てしまう。

あの頃は明確に自分がしたいことがあったため、情熱を持って動くことができていたんだろう。そうにちがいない。でも、20代後半を迎え、じぶんがなにをしたいのかがわからない。

先日、「もうアラサーなんだからそろそろ落ち着きなさい」と先日親に言われた。子どもの頃からずっと成績表には、「落ち着きがない活発な子」と書かれていたことを思い出す。ずっと忙しなく動いていたツケがいま来ているのかもしれない。

若さが原動力だったなら、その原動力は年齢とともに失われていく。

なぜ、じぶんの情熱は渇いてしまったんだろうか。歳を重ね、現実を知ったからか。それとも頑張る理由を見失ってしまったからか。理由を考えれば考えるほど、答えには行き着かず、堂々巡りを繰り返している。

20代前半の情熱を取り戻したい。でも、焦ると良いことがない事実も知っている。だからこそ、マイペースに生きていたい。そして、息切れになりそうになった時は、道草を食ったり、息抜きをすることも忘れないでいよう。

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