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お買い物もつらいよ


プライムデー終わりましたね。

1年に一回、物によってはかなり安い。

とくにアマゾン関連のガジェット。

あとわりとこのタイミングでキンドル本セールが。

今年は角川合本セール、ものすごかった。

最大70%プラスポイント50%つきとか

もう何だかわからない。


そうキンドル本のセールがあると

とてつもなく沼なんですよ。

基本はプライムデーって

よっぽどアマゾン関連のガジェットや

目星をつけた商品がセールになりそうなとき以外は

食べもの関連を追加で買っておきます。

お米、レトルト米、パスタ、水、炭酸水、コーラ。

そのあたり。

買い溜めると場所を取るけど

追加でもうワンセットくらいならなんとかなる。

とくに飲み物や主食関連のものはほぼ間違いなく使い切る。

だったら安いときにまとめ買い。

これなら失敗しない。


が、一方でキンドル本の場合、

おのおの出版社のセールって年数回くらいだし

プライムデーの割引は魅力的。

今回もいろいろな出版社がセールしてました。

が、角川合本セールはやりすぎだろ。

以前もインターネット関連の合本2万数千円分が

3000円前後で売られていてつい買ってしまった。

何千ページとあってほぼ読みきれてない。


今回だってタイトルが超魅力的でしたよ。

とくに古典シリーズ。

ビギナーズクラシックというシリーズがあって

万葉集、百人一首、風土記などなど

教科書でみかけたことのあるタイトルがずらり。


いま博物館ブームが地味にやってきていて

月一ペースで通っています。

古代から現代まで2時間かけて

歩きながら展示をみて読んで楽しむ。

散歩しながらの読書ですよ。

静かで涼しい館内で。最高の贅沢。


とくに好きな縄文時代ってものすごく長くて

何千年とある。

僕らの感覚で2000年ってなんとなく歴史の物差しであるけど、

縄文時代って2000年が数個入るくらい長い。

そんな想像を超えた過去に土偶とか土器とか出てきて

ユーモアがあって自由でめちゃくちゃ楽しい。


一方で、弥生あたりから約2000年前くらいで

縄文とくらべると想像で手がなんとか届きそう。

博物館通いをはじめて、国語で習った古典って意外とそんなに昔じゃないって感じて

いま40代で枕草子とか、読んでるんですよ。


今回のセールで古典歌集、随筆、文学の合本をゲット。


今回はさすがに中国の古典までは手を出せませんでした。

あとね幕末の黒船来航。

そのときの黒船ペリー側からの目線の手記の本とか。


めちゃくちゃ面白そう。

あとギリシア神話、風土記、日本俗信辞典、首まくらというホラーなどなど

10冊以上勢いで買いましたよ。

こんなことやってたらお金がいくらあっても足りん。

いやいやかなりのセールだったからまだまだ買えるけど

そもそもどの合本も1000ページ級。

読みきれんのですよ。


ちょっと前にヤフオクで電子辞書向けの青空文庫の全17,300作品データを購入して

しばらく読み物に困らんだろうと。

気を抜くとすぐ買っちゃいますよ。

金田一耕助シリーズまで今回買っちゃいましたよ。

全22作品8,124ページ。ボリュームありすぎ。



部屋のスペースから紙の本コレクションはほぼ諦めました。

電子書籍はデータで持ち運べるし、文字拡大できるし、辞書機能あるし万能。

が、デジタル積読は書籍よりも酷いですよ。

場所を取らない分、積読が止まらない。



なんてなんてすべて嬉しい悲鳴です。

本好きとしては。

読みきれないほど本が読めるって幸せなことですよ。


いやでもどれもこれも買うかどうかいちいち悩んで

お買い物もつらいよ。





地味に今回のセールで良かったのがこちら。
とある定時制夜間部の高校のはなし。
登場人物が個性豊かで繊細でフツーが苦手な人ばかり。
表向きはほのぼのユーモアな短編集なんだけど、トラウマだったり将来に対する不安だったり、相手を気遣う目線だったり、ディテールが細かい。とても文学している作品。
この作品には陽キャにはわからない美しさがあります。
これを書いてる現時点でも実質77円です。


うちの子ノエルにちゅ〜るをあげます。