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プライムデーセールでこれが良かった コミック『春あかね高校定時制夜間部』


プライムデーセール最終日。

今年も米、レトルト米、コーラ、炭酸水、パスタ、Tシャツなどなど

生活用品を中心にまとめ買いしました。

あっという間に3万円超え。


キンドル本のセールが同時開催されていて

その中で、とりわけおおっ!となった作品がこちら。


まだガラケーが主流だった時代の

定時制高校のストーリー。

バイトに忙しい女装の男子。

中学に馴染めずに不登校だった人見知りの子。

青春時代は精神科に通いつめだった40代女性。

普段は誰とも喋らないんだけど人一倍みんなの話を聞いている秀才のコミュ障の子。

などなど。


登場人物がリアルすぎるくらいリアルで

こういう子いたよなってキャラも多くて

設定がかなり詳細でリアル。

作者の実体験っぽいエピソード満載なのがいい。


みんな個性的でフツーが苦手で

そんな学生があつまって夜の学校で思い思いに過ごしている。


これまで傷ついた経験をしてきた子も多そうで

同級生との距離も一歩手前で踏みとどまっていたり

各々が細かなところで気遣うシーンが多い。


みんなが自分の立ち位置を死守しながら

相手のパーソナルスペースも尊重している優しい世界が描かれてます。


いまだに受験って何千年前の科挙制度の延長みたいなことをしていて

いかに攻略するかの頭でっかちになりがちだけど

大人の目線でいえば定時制って選択も超ありありだなと。

そこそこバランスよく、自分にあったペースで、自分が学びたいことに時間をかけることができる場所と時間。

そんな贅沢な期間を思春期に過ごせたら、最高ですよね。


などなど、自分の過去と理想と現実と照らしながら

しみじみと作品の世界に没頭できました。

直近で733円→ポイント込みで実質77円。

プライムセールでついたポイントで余裕で購入できる激安です。






角川合本セール、1000〜2000円クラスの合本が数百円になってます。


いま歴博に通うのが楽しくってとくに縄文〜古代あたりが好き。
国内でも海外でもわりと神話や古典的な知識っていろんな作品を楽しむためのベースとなっていて、いろいろと知っておいた方が作品を楽しむ上で解像度が上がってお得です。
1冊(とはいえ複数冊の合本だけど)数百円なんでこの割引率ならデジタル積読しておいても許されるはず。
僕はいま枕草子を読んでるので万葉集あたりから読もうと思ってます。


今回のキンドル本セールの目玉でしょう。
全22冊8124ページはダテじゃない!

巨匠の名作22冊をまとめた、ミステリ史上最高に贅沢な合本版、ついに登場!
500人の作家・評論家・愛好家が選んだ歴代ミステリ作品No.1に輝いた「獄門島」をはじめ、「八つ墓村」「本陣殺人事件」「獄門島」「悪魔が来りて笛を吹く」そして「犬神家の一族」などなど。本格ミステリのバイブルと呼ばれる横溝正史作品が合本版で登場。ミステリ界の巨匠の名作を味わい尽くす贅沢な作品集。

説明より

通常は1万円超えの合本→実質1650円。レビューをみる限り最安。レビューでコアなファンがじっとセールを待ってる気迫がビンビン伝わってきました。
普段ミステリは読まないんだけどデジタル積読上等でこの値段ならありでしょう。




うちの子ノエルにちゅ〜るをあげます。