助けると助けないの塩梅
「1on1は強制反省機会だ」と、先日、とある大学生(Aさんとします)に言われました。Aさんは日記と比較して、日記は書くのを忘れたり、書くことがなかったりするけど、1on1は(毎日ではないけど)そういうことがないと。絶対にやってきて、絶対に何かしゃべる。しゃべることで何がわかっていて、何がわかってないかがわかる。そしてそれがわかると「めっちゃやる気が出る」という風に言ってくれました。
ちょっと気になって、普段反省しないの? と聞いてみたところ、「しないかもしれないです」と。これにはちょっと危機感を持ちました。だって、1on1 collegeが具体的な解決策になってしまっているからです。僕の理想とする教育は、Aさんが解決する能力を高めることであって、解決そのものを僕が担うべきではないと思うからです。
なので、そのまま言葉にして聞いてみました。すると、僕はこの回答に納得してしまったのですが、「1on1は"癖づけ"の練習だと思ってる」と。今から考えると若干言い訳っぽく聞こえないでもないですが、笑、なるほどと、そういう役割を担えるんだなと気づかされた気がしたんです。
1on1 collegeを始めた当初はもっとあたりが強く、全く手助けしない姿勢を意識して貫いていました。これは本当に塩梅が難しく、今も日々格闘中ですが、何も手助けしないのが最善かどうかは、人にも状況にもよるのだと今は考えています。
Aさんに関しては、反省が自分にとって有効だと思ってるのであれば、自分でもまずしてみてほしい。その上で1on1をすることで、より質のいい1on1になると思うので。そうすればAさんは今以上に推進力も、自浄能力も持てますし、成長スピードも上がることになりますからね。
出会って、1on1を始めて、来月で1年になるタイミングでした。まだまだAさんの成長と変化を見せてもらいたい。今日もまた、次の1on1が楽しみです。
ありがとうございました。
梅雨らしい梅雨は少し久しぶりではないでしょうか。
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