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世界のkindergarten84

2020/09/21
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。

今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、ノルウェーにある幼稚園(kindergarten)です。

ようちえんというより体験出来る場所という感じです。
どんな体験ができるのでしょうか。
それは、ノルウェーの芝小屋と古い丸太作りから考えられた木造建築です。
うーん。
言葉で表現すると難しいですが
地元の工法で建築された建物をコンパクトにしてこどもたちの体験できる場所を造った。
という感覚です。
なので、すごく面白い壁ですよね。
丸太同様に交互に組み立てています。
このことから、意図して隙間を作っています。
そうすることで、構造を見て触れて体験体感できるようになっています。
簡単にいうと大人の積み木。
という感覚でしょうか。
こうすることで、幾何学的にものを観れる習慣が身につきます。
そしてもう1つ面白い体験ができるように工夫されています。
それは光の演出です。
想像できますでしょうか。
この空間に光もしくはライトが入ると隙間から光が溢れ出てくるんです。

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どうでしょう。
素晴らしい空間ですよね。
光の発散の仕方を工夫するだけで、光のモニュメントになります。
こどもたちの視覚情報からは積み木と光が合わさるとこのような表現ができる。
という認識が残ります。
そして、それを自分の体験談として、その時の感情と結びつけて1つのアイデアとして頭のイメージに残るようになります。
また、この空間を何度も何度も体験することでクリエイティブな発想を持つ子も現れます。
それは、何度も何度も頭の中で絵を描くうちに体験・体感した感覚と頭のイメージがリンクしてくるようになるからです。
乳幼児期は、たくさんの興味を持ち何度も同じことを繰り返す時期です。
それは、理解力という力が備わっていない時期だからこそ、何度も体験し頭にイメージを描こうとする能力が備わっています。
これは、子供達みんなが持っている能力です。
その子の個性で何に興味を持ち、何度も同じことを繰り返すことができる。
感性に素直な時期だからこそ身につけている能力です。

毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

よろしければフォローをお願いします。

また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/43809/fireplace-for-children-haugenzohar-arkitekter?ad_medium=widget&ad_name=category-kindergarten-article-show


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