世界のkindergarten55
2020/08/23
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。
今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、スペインにある幼稚園(kindergarten)です。
石(コンクリート)剥き出しで、あらあらとした感じくないですか。
その中に、入ってくる素材も木と太陽光とガラスのみです。
この4つの素材(マテリアル)で構成されている、いらないものを剥ぎ落とした建物です。
石のあらあらとしたこの視覚情報から触りたくなりますよね。
そこで、どのように感情を揺さぶられるのでしょうか。
まずは、体感した温度、ザラザラした触感ですよね。
外の石とはちょっと違うな。
と感じるだけで、こどもの可能性はぐんと広がります。
石について興味を持つ。
こども自ら気づき、行動する事ができる。
この動作を建物内で繰り返し繰り返し行う事が出来れば、天才という可能性が開きつつありますよね。
そして何より、
建物にある素材が
木とガラスと太陽光ですよね。
自然と同じ原理です。
そこにあるのは、自然と同じ。という環境です。
なので、幼稚園で気づいた事を、日常に持って帰っても繰り返し興味関心で行動に移る事ができます。
これって重要ですよね。
幼稚園で気づいた事を外に持ち運びができるんです。
しかも、
同じ素材でも感じ方が変わるので、ますます興味関心で行動し続けるのです。
幼稚園という園舎自体が学びの気づきを与える内容になるだけでなく
外に持ち込んでも、興味関心に突き動かされる素材で提案しているので
こどもにとっては、可能性を見つけるために創り出されたような建築です。
違う場所でも、興味関心はあります。
それは、こども自ら学び、感性に素直に行動している証拠でもありますよね。
毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。
「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」
まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。
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また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。
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