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世界のkindergarten60

2020/08/28
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」

今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、ドイツにある幼稚園(kindergarten)です。

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木と石を感じることができるように計画された建物です。
外壁と内壁は木を使用しています。
しかし、樹種が違うので視覚情報から入ってくる表現も異なることが分かるように、使い分けてあります。
天井にも木を使用していますが、とてもシャープさが際立つように工夫されています。
このように、同じ木という内容でも視覚情報に別物だと訴えることができますよね。
この視覚情報から、興味関心を引き、行動する。
という内容になります。
行動するとは、触覚、感覚へとつながる行為のことですよね。
触れて感じる。
舐めて感じる。
木は木でも樹種や使用される部位によって肌触りが違いますよね。
ザラザラしている箇所もあれば、サラサラしている箇所もあります。
また、トゲや実などもありますよね。
トゲや実は、自然現象の賜物ですよね。
なので、自然から学び取れる大きなきっかけにもなります。

また、屋外は石張りとしており、石だからこそできる表現となっています。
石の特徴はなんでしょうか。
石は、熱を蓄熱する性質があります。

蓄熱なので、冷気を貯めることもできますし、熱を貯めることもできますよね。
それは、自然現象で体感することができます。
日陰と日向で石の暑さを確認できますよね。
また、ザラザラした石の特徴ですが、日常的に土や道路にもある石とこどもながらに比較して考えたりしています。
なので、好きな石の特徴が同じということもあって
よく似た形や手触りの石をよく集めたりすることも、上記の個性から感じる取ることがわかります。

その行動は、こどもの個性に直結していますので、どのように感じるか十人十色です。

毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

よろしければフォローをお願いします。

また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/770752/kinderkrippe-pollenfeld-kuhnlein-architektur?ad_medium=widget&ad_name=category-kindergarten-article-show


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