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作家・ライターのための「禁断のギャラ交渉術」

■ギャラに不満!でも言い出せないのが現実


「こんな少ないギャラならやりたくない」
「もう少し金額を上げて欲しいけど言い出せない」

作家やライターは基本的にフリーの仕事のため
編集者との縁が切れたら無職になる。。

そんな弱い立場もあり
納得していない金額で受注している物書きは案外多いものです。

また「いざ交渉しよう!」と思い立っても
角が立たない言い方が思いつかないという人もいるかと思います。

そこで今回は物書きのための「禁断のギャラ交渉術」をお話しします。

私は作家・ライター活動をして15年。

これまでビジネス書9冊。
本の実績を買われ全国の大学や企業から講演・研修依頼が殺到。
テレビ・新聞・雑誌などのメディア露出は50回以上。
リクナビネクストジャーナルなど大手ネットメディアの寄稿が
100本を超えた実績を持っています。

これまでギャラ交渉してきて
「NO!」と言われたことは一度もありません。


その方法をあなたに共有したいと思います。

■YESという返事は「大義名分」が生み出す


結論からお話しします。
編集者とギャラの交渉をする際は「大義名分」を使ってください。

いきなり「とにかくギャラを上げてください」はNGです。
最悪、仕事がその場で無くなります。

そうではなく大義名分を使うと、驚くほど交渉がスムーズに行きます。

大義名分とはデジタル大辞泉によると
行動のよりどころとなる道理。また事を起こすにあたっての根拠とのこと。

つまりこれをギャラ交渉に添えると、相手が納得しやすくなるのです。

正直な話、編集者も裏を返すと会社員です。

あなたのギャラUPに正当な理由があれば
会社の上司に報告して何とでも変更ができます。
=意外とこの視点を知らない物書きが多い

これからは編集者とその上司が納得する大義名分を添えて
ギャラ交渉してみてください。

驚くほどすんなりギャラUPに成功できますよ。

ギャラの相場感が知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
誰も教えてくれない「作家・ライターのギャラの秘密」を大公開|後田良輔(うしろだりょうすけ)|ビジネス書作家 (note.com)

でも、どういう言葉で大義名分を言えばわからないですって?
だいじょうぶです。

次から私が使っている具体的な言い方を紹介していきますね。

■OK!と言われる上手い言い方①
「他社では〇円いただくことが多いです」

実は編集者もあなたのギャラの相場感がわかっていません。
だから意外と適当に金額を打診していることが多いです。

そんな裏の実情を踏まえて、他社という大義名分を話すことで
こちらから自分のギャラの適正金額を提示すれば良いのです。

その際、
「平均××PVの結果が出ています」、「これまで△冊の本を書いてきた」など
あなたの仕事ぶりの結果を添えると
より編集者も納得してギャラを上げてくれます。

■OK!と言われる上手い言い方②
「多くの仕事を頂戴しておりまして、その納期ですと〇円頂戴したいのですが」

行動心理学に「バンドワゴン効果」というものがあるように
人は大勢の人が支持しているものに惹かれる傾向があります。

そこで他社からも引き合いがあり、
多くの仕事で溢れているという大義名分を語りつつ
でもどうしてもあなたの仕事を頑張りたいので〇円頂戴できないですか?
と交渉してみてください。

同じ仕事内容なのに、言い方を変えると
それならばとギャラがぐーんと上がることがあります。

■番外編:角を経たずに仕事を断る方法


大義名分を使うのは、なにもギャラを上げる時だけではありません。
嫌な仕事を断る時にも使えます。

たとえば、新人時代からずっと安いギャラで引き受けていた過酷な仕事。
あるいは、作業量の多さとギャラがぜんぜん釣り合っていない仕事など。

そんな割に合わない仕事の際は
「他社では〇円もらっている」という大義名分の金額を
うんと高く提示してみましょう。

すると「えっ、そうなんですか!?そんな高い金額なら他をあたります」と
相手の方からいなくなってくれます。

断る選択をしたのは、あくまで編集者。
これなら角が立たず、今後の仕事に悪影響が出ることもありません。

大義名分は断る際にも使えるのです。

■まとめ


「物は言いよう」と昔からいうように
交渉も言い方ひとつで、相手の印象が天と地ほど変わります。

「ギャラに悩んで筆が進まない」なんてナンセンス。
あなたの貴重な時間はあくまで、読者のために使うべきです。

ギャラ交渉の悩みは、上手い言い方を身につけて解決しましょう。

そして納得した金額で、読者のために素晴らしい原稿を書いてください。
それがあなたのやるべき本当の使命だと私は確信しています。


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