その土地で味わう-韓国・ソウル旅-
韓国ーお隣だがこれまで行ったことのない国ー
海外に行くときは何ヶ月も前から予定を立てることが多いが、夏季休暇でまとまった休みがとれることがわかったので、せっかくなら海外旅行をと3週間前に航空券を予約した。
関西空港から約2時間。2泊3日で。思いつきで行くにはちょうどいい。
海外に行くと現地で使える交通カードを買ってしまう。カードを持っていると地下鉄やバスなどの公共交通機関で使えるだけでなく、買い物の決済にも利用できるので、ほんの少しだけ現地の生活者気分を味わえるからだ。
すでにロンドン、トロント、バンコク、マカオ、香港の交通カードが家にあるのでちょっとしたコレクションになっている。
ソウルの最高気温は33℃ほど。日本の同時期よりは少しマシに感じるが、それでも日中屋外を歩き回るのはつらいので、日除けがてら東大門デザインプラザ(DDP)というミュージアムやマーケットが複合されたカルチャーセンターに行ってみた。
建物はイラク出身の建築家で「曲線の女王」とも呼ばれるザハ・ハディッド氏の設計だ。
韓国はこの他にも現代アート系の施設が多いので、アート巡りをしても楽しそう。
DPPに行ったあとは、東大門総合市場〜広蔵市場付近を徒歩で移動。
どこに行っても洗練された都市とローカルな雰囲気を地続きで楽しむことができるのが街歩きの醍醐味のひとつだ。
広蔵市場では地元の人も訪れる屋台で賑わっていた。
チヂミやチャプチェといった韓国料理とともに地元の焼酎を嗜む。
チャミスルという韓国の焼酎を現地で飲んでみたかったのも、今回韓国に行ってみたかった理由のひとつ。いつも以上に爽やかな味わいが身体に巡る。
チャミスルは日本のコンビニやスーパーでも売っていて飲んだこともあるが、どんなに手に入りやすくなったとしても、その土地を歩き回ってその場所の土や空気をお供に飲む一杯には敵わないだろう。
その土地の空気までも含めて味わう楽しみがある限り、現地に足を運ぶ価値はいつまでも変わらないと思う。
日本の空港に降り立つと蒸し暑さで、10年前初めて中東の国にトランジットで降りたったときの感覚を思い出した。
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