今に向き合うには過去を知ることも重要

まずは下記のnoteで記されている目標設定についての話をご一読いただきたい。

私自身もこの記事のように過去の自分を比較対象として今の目標設定や基準を無意識的に設けてしまっている時期がありました。


例えば日本一になったことがなければ日本一なんて無理かもしれない

そんな風に思って現実的な範囲内での目標設定にしていたり。


でもそれは過去の自分の経験をモノサシにして決めているのでありこの先の自分の状態をモノサシにしているのではないと気づくことができました。


周囲の目標達成を次々と成されている方々の言動や行動を聞いたりみたりしていると一見高すぎるような目標設定や視点に対して行動し続けていることに気づきました。


その高い目標設定からすると全てが通過点になる。

またそこまでの歩み方もより具体的に準備することができる。


私が生涯の志を

《全世界から慢性障害がゼロに成る》

と設定したのは今から5年ほど前だったと思います。

その時、サポートチームを県大会の優勝すら導けていないような状態でした。


今でも覚えていますが、初めてサポートしているチームが10数年ぶりの県制覇をした時にスタジアムで見ていた時には自然に涙が溢れてきました。

初めてスポーツトレーナーをして勝って泣いた瞬間でした。


そこから月日は流れ日本一もアジアチャンピオンも目の前で経験することができ、関わっていた選手が世界一の称号を手にする機会もありました。

世界が近くなってくる過程でいつまでも過去の自分の状態をモノサシにしていたのでは難しかっただろうと感じています。


これから成りたい、選手やチームになってもらいたい像を中心にモノサシを設定することで今の向き合い方が少しずつ変わってきました。


関わるチームや選手によって目標は様々です。


でもいまは、その選手がどんなに高い目標を立てていてもその可能性がある限り最大限のサポートがしたいと思えるようになりました。


絶対に無理なんてことは絶対にない。


そう自分にも選手にも伝えています。


今関わる中学1年生でNBAに行きたいと願う選手がいます。


明確な目標を持ち小学6年生の時に私の前にご縁があり現れました。


その話を聞いた時、そのビジョンとプロセスの明確さに驚きそして最大限サポートしたいと純粋に感じました。

その選手は当時バスケットができないほどの怪我に悩まされていましたが、この記事を書く今日も一緒に体育館でトレーニングができるほどになりました。


そんな彼をみていると目標設定と重要性と周囲の大人の対応の重要性について本当に考えさせられます。


これからも、この先の自分に対して期待を持って過ごせるように今に向き合い。


過去に縛られている選手に対して適切な表現で可能性を示唆していければと考えています。


具体的な治療方法やトレーニング方法よりもこのような関わりが根本的には最重要であると年々感じています。


もちろんその目標を達成できるだけの手段を用意する必要性はありますが、それは熱い思いがある選手が目の前にいるといくらでも後から用意できるとも考えています。



あなたはこれからの自分に対して

期待をもてる、"いま”を生きていますか?




謙虚・感謝・敬意

行住坐臥/前後際断

赤山僚輔

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