デジタルノマド元年を、福岡で | 毎年10月は、福岡で働いて暮らす #ColiveFukuoka
福岡に引っ越して間も無く2ヶ月が経とうとしています。とはいえ1ヶ月間、福岡を離れていたので、正味まだ1ヶ月。それでも空港の近さ、同級生をはじめ、ご縁の多さ、住み心地含めて、今の所なんの遜色もなく暮らすことができています。
福岡に引っ越したのは、この町を、そして九州をもっと熱い場所にしていきたいと思ったこと。日本で最もグローバルな街になってほしい。国境を当たり前に超えてきた歴史があるからこそ、この島は、もっと面白くなると信じているのです。
一方で、危機感も感じています。スタートアップという言葉が濫用されるようになって久しいですが、スタートアップと自称する経営者の中で、どれほどの社長が英語で自社のサービスをピッチすることができるのか。人口減少も激しく続くこの国の内需のみで成長を目指す企業に、可能性を感じてていいのかと僕は強く不安を覚えるのです。
例えばエストニアという人口130万人余りの国。首都タリンの人口は40万人程度で、長崎市や金沢市などの中核市と同じ経済市場ですが、この国からSkypeが生まれてマイクロソフトに買収され、Boltが生まれてアメリカ発の企業を一部で席巻しています。
英語が話せるだけで、世界に挑戦できるアイデアかもしれないのに、日本の内需だけを見てビジネスを考える企業はどうやって成長が見えるのか。そうでなければ縮小市場しか見ていない企業をスタートアップと呼ぶにふさわしいのかとさえ思います。
日本を代表するスタートアップタウンを標榜する福岡市だからこそ。世界に一番近い日本の大都市だからこそ、絶対にこのチャンスを逃してはいけないと思っています。
福岡、そして九州に来れば、世界へのゲートが開く。
日本にとっても、世界にとっても、九州が新しい、面白いが生まれる場所であってほしいと思って、ここから数年、走りたいと思います。
国内外のデジタルノマドたちがのべ50人以上、1ヶ月にわたって福岡で暮らします。
そのきっかけとなってほしいと思って立ち上げたのがこの #ColiveFukuoka プログラムです。世界のIT人材、経営者らが日本に期待し、集まってくるきっかけをつくる。その元年が今年。
たくさんの期待と、そして初めての不安と、抱えながら弊社のスタッフは総動員です。僕も、ほぼ全ての登壇を無料で受け(もうこれはやめようと思った)、とにかくデジタルノマドという存在の可能性を引き上げていきます。
福岡で生まれる「日本初」の官民融合チームでの取り組みを、ぜひ皆様にご覧いただきたい。10月1日〜1ヶ月間。いわば「訪日ワーケーション」な訳ですが、日本のワーケーションツアーのほとんどが2泊か3泊。4泊もあれば「長いねえ」となるところ。
#ColiveFukuoka は参加者の多くが「1ヶ月以上滞在」することを選んでいます。既に、日本のワーケーション市場とは全く違う動きをしています。このリアルな動きをぜひご一緒いただければと思うのですが、日本人に「1ヶ月きてよ!」というのも難しい話。ぜひ、1日でも福岡に来て、この動きに触れてもらえると嬉しいです。
Meet me up!
10月1日〜10日までは、福岡はスタートアップとワーケーションが国内外の人たちを交えて盛り上がります。その多くのイベントにお声がけいただきました。スタートアップそしてワーケーションの文脈のいろんなイベントに登壇させていただきます。
冒頭、僕自身が日本のスタートアップに水を差した中で、僕の会社はスタートアップじゃないです。出資を受ける気が今のところありません。HafHの時は散々スタートアップさせてもらいましたが、正直、僕はスタートアップとかユニコーン企業とかいうドーピングにあまり興味がないと感じるようになりました。ついては、じゃぁ何で出るんだよ、とこれらのイベントに登壇するのにふさわしくないとお伝えしつつ、それでも出るのは、これがスタートアップかどうか関係なく、僕が話すことで何か別の意味でお役に立てることがあろうと考えたところがあったからです。
僕は僕で、スタートアップとか、スタートアップじゃないとかさておいて、冒頭の思いを伝える場をお預かりして、お話をさせていただければと思います。
2023年10月2日(月)午後 FUKUOKA DIGITAL DAYS 2023
2023年10月4日(水)午後 FUKUOKA STARTUPGO!GO!+ASCENTION 2023
10/4 (WED) 13:00-14:00@FGN “これからの暮らし方と働き方” 【パネリスト】 株式会社GHOST 代表取締役 小柳津 林太郎 オイシックス・ラ・大地株式会社 経営企画本部 経営企画部 部長 三浦 孝文 【モデレーター兼パネリスト】 株式会社 遊行 代表取締役CEO 大瀬良 亮
2023年10月5日(木)午後 WORLD WORKATION CONFERENCE FUKUOKA
新たな出会いが、福岡から生まれるFUKUOKA WORKATION WEEKは、福岡市内で開催される、ワーケーションを通じた"人"と"人"との交流や、新たな出会いを生み出すイベント。この期間中、福岡市や福岡観光コンベンションビューロー、ワーケーション推進のパートナー企業等が主催する複数の魅力的なワーケーション関連イベントが開催されます。開催期間に合わせ、10月5日〜22日の間、デジタルスタンプラリーも実施します。このラリーでは、福岡市内のワークスペースやイベント会場、提携店舗をスタンプスポットとして設定し、福岡型ワーケーションを存分に楽しむことができます。スタンプをたくさん集めた方は、素敵なプレゼントがGETできます!
2023年10月6日〜7日: STARTUP KYUSHU / 明星和楽2023
共に高めあう、つながりを:「STARTUP KYUSHU」は九州のスタートアップシーンを盛り上げるための交流イベント。九州各地からスタートアップ、起業志望者、学生に加え、投資家、民間企業、行政などのスタートアップ支援者が集まり、ビジネスと友情の絆を深めます。海辺で開催され、日中のトークセッションのほか、夜は焚き火トークやテント泊で時を共有しながら、刺激的な対話を繰り広げます。九州全体のスタートアップの成長と交流を促進し、共に高め合う大きな流れを生み出すことを目指しています。
2023年10月8日〜9日: DIGITAL NOMAD SUMMIT
デジタル技術を活用して働き、様々な場所を行き来するデジタルノマドの数は、コロナ禍においてリモートワーク普及した2019年以降急激な増加傾向にあります。デジタルノマド誘致による経済的・社会的効果は各国が注目しており、現在50か国以上がデジタルノマドビザを発給しています。日本でも、2023年5月末に開かれた観光立国推進閣僚会議で発表された「新時代のインバウンド拡大アクションプラン」にて、デジタルノマドビザ・在留資格などの本年度中の制度化が明記されました。
国内初の開催となる本イベントでは、デジタルノマドビザの最新整備状況や、他国の現状、日本におけるデジタルノマドの今後の可能性について議論します。同時期に福岡市で開催されている海外デジタルノマド誘客プロモーション事業「COLIVE FUKUOKA(コリブフクオカ」の参加者でありアルゼンチンでデジタルノマドビザ発給に関わったNicolás Germen氏に、その実態についてもご紹介いただく予定です。今後拡大すると言われるデジタルノマド市場を取り込んでいくべく、その受け入れ態勢のあり方について、ハード、ソフトの両面、並びに、行政と民間の両面を多角的に議論し、健全な市場拡大と環境整備に寄与する場にして参ります。
2023年10月21日: Nokonoshima Chill Fes
【好評につき今年も開催】日本中のノマドが福岡離島に集結!今年は海外からも!10/21(土)、チルフェス2023を開催します。舞台は、昨年に引き続き、日本でもっともチルな島・能古島(のこのしま)。博多沿岸からフェリーでわずか10分の好立地にもかかわらず、信号もコンビニもなく、ゆったりとしたオリエンタルな雰囲気の場所です。「ノマド」「ワーケーション」「旅」「フリーランス」といったキーワードにピンとくる人たちが、全国各地から集結します。そして今年は、世界各地のデジタルノマドたちも参加予定!ゆったりとした空間で、さまざまな人とつながり・交流をしませんか。
福岡以外でも:2023年10月27日: 四国シェアサミット
これまで当たり前に受ける事が出来た公共サービスの維持も、今や簡単な時代ではなくなって来ています。そこで注目されるのが、近年注目を集め日本でも年々拡大するシェアリングエコノミー。特に課題先進地である地方こそ、その必要性と可能性への探求が求められています。
移動・働き方・旅・教育・アート など、様々な視点から”シェアリングエコノミー”へアプローチし、産官学民が共に学び・理解を深めることで地方創生に向けた地域戦略策定の礎を構築できればと考えています。
「公助から共助へ。」
「地方が主役、個人が主役。」
■イベント概要
・2023年10月27日(金) 10:00~18:00/交流会18:20~20:30
・2023年10月28日(土)ワールドカフェ10:00~11:50/クロージング11:50~12:00/ロゲイニング13:30~16:00
※アンケートにて人数の事前把握をしておりますが、セッションの当日変更も可能です。
※総合受付:琴平町公会堂(仲多度郡琴平町975-1)
※琴平シェアウィーク期間(10/26-11/1)
※ロゲイニングは別途ご案内いたします。
福岡以外でも:2023年10月28日: みんなん放送教育協会「テレビのチアkラ」四国・九州・沖縄地区大会 2023 長崎
100年に一度と言われる変革期を迎えている長崎の転出超過は歯止めがかからず、人口減少は年を追うごとに加速しています。そんな中、長崎で企業したり、まち子氏のムーブメントをつくったりと、輝く若者も出てきました。今大会では本県出身のさだまさしさんをゲストに迎え、全国をまたにかけ活躍しながらも、2025年の長崎で開催される国民文化祭のアンバサダーを努めるなど常にふるさと長崎に軸足を置くさださんの視点から、長崎をはじめとした地方都市が持つ魅力や、今こそ地方に期待することについて講演いただきます。また、パネルディスカッションでは、さださんに加え、長崎を拠点に活躍する和岳企業からをパネリストに、今、長崎で企業する意味や町の魅力について議論「若者が輝ける長崎」の可能性を掘り起こします。
倒れずに11月に笑顔でいられるか、正直めちゃくちゃ心配してます。笑 ●通の時以上にパソコンに向かっているような気がします。これがあと1ヶ月も続くなんて。
こういう時に、いつも母校、筑波大学・国際綜合学類で教鞭にたたれていた秋野豊先生のモットーを思い出すんです。
秋野豊先生は、1998年国連から派遣され、タジキスタン監視団として現地の平和交渉をリードするなか、殉職されました。
やるぜい。総動員。