3Mの退役軍人・耳栓訴訟が和解に近づく(WSJ)
3M Nears Roughly $5.5 Billion Earplugs Settlement というWSJの記事から。
爆発音などの大きな音からユーザーの耳を保護する耳栓が機能せず、難聴になってしまったとして、3Mと3Mが2008年に買収したAearo Technologiesを相手取り、退役軍人(Veterans)が集団訴訟を起こしています。
訴訟は約8,000億円($5.5 billion)で和解する方向で協議が進められています。
【龍成メモ】
この件については西麻布に東京支局がある米国の星条旗新聞にも詳しい記事がありました(More than 20,000 veterans removed from military earplugs lawsuit over missing documents)。
星条旗新聞の記事によると、3Mの耳栓がdual-sidedと呼ばれるどちら側からも装着できるタイプだったため、耳を入れる外耳道で耳栓がすべりやすく、それが原因で耳栓としての機能を弱めてしまった可能性があるそうです。
こちらの別のサイトはさらに詳しい特集があります。何対策なのか分かりませんが記事をコピーできないので、DeepLやGoogle翻訳で読むことはできません。
ちなみに2021年発行の米国退役軍人のAnnual Benefits Reportによると、退役後の補償項目のトップが耳鳴り(Tinnitus)で2,500,581件、3位が難聴(Hearing Loss)で1,377,713件となっています。
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