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今日の1曲 ブラームス クラリネット五重奏曲

今日の1曲はブラームス(1833〜1897)クラリネット五重奏曲ロ短調です。


ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms)

1891年に作曲されたこの作品は、ブラームス晩年の傑作の1つとして知られています。1887年に作曲したヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲を最後にオーケストラを伴った作品は書かれずに、ピアノ曲、歌曲、室内楽曲の作曲を中心として活動します。

ブラームスはクラリネットを用いた作品を晩年に4つ作っており、1891年クラリネット三重奏曲とこの五重奏曲1894年2つのクラリネットソナタを作曲しており、クラリネットの分野における重要なレパートリー群になっています。

今回のこのクラリネット五重奏曲は演奏時間約35〜40分と室内楽のジャンルにおいては規模の大きい作品であり、全四楽章で構成されています。

どの作曲家にもいえることだと思いますが、晩年特有の深みのある音楽に仕上がっています。フィナーレは変奏曲形式になっており、モーツァルトのクラリネット五重奏曲と共通しています。

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