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サブドミナントマイナー

今回はサブドミナントマイナーについてご紹介します。
そこまで難しい内容ではないので、気楽にご覧いただけると思います。
こちらの記事と合わせてご覧いただければより理解度を深めることができると思いますのでぜひ。

では見ていきましょう。

サブドミナントマイナーって?

サブドミナントマイナーはキーがメジャーの時に、同主調のサブドミナント、およびサブドミナントの代理コードを一時的に借用することです。

例えばキーがCメジャーの場合、
同主調であるCマイナーのサブドミナントコード、およびその代理コードを一時的に使うことです。
サブドミナントコードはダイアトニックコードの4番目
サブドミナントコードの代理コードは2番目と6番目でしたね。

サブドミナントマイナー

これはキーがメジャーの場合のみサブドミナントマイナーを使えるということになります。

例えばこのような進行

C→Fm→C
C→Dm7(♭5)→G7/D→C


C→A♭→G→C

このような形で使うことができます。

サブドミナントマイナーはすべてのメジャーキーで使えるので、ぜひ活用してみてください。

例外的なサブドミナントマイナー

クラシックではサブドミナントマイナーには分類されていないと思いますが、ポピュラー音楽で使われるサブドミナントマイナーがあります。

それが同主調のダイアトニックコード、7番目のコードです。
Cメジャーにおいては同主調Cマイナーの7番目のコードB♭がサブドミナントマイナーとして分類されています。

これはセブンスコードの形にすると、サブドミナントコードであるFmと共通している音があるので、この理由からサブドミナントマイナーに分類されています。

スーパーマリオブラザーズというゲームソフトをご存じでしょうか?
このゲームのゴールした時の音楽はこのサブドミナントマイナーが使われています。

※2:08~に飛んでください

コード進行的には以下の通りです。

※本当はオンコードになっていますが、簡略化しています。

キーはCメジャーで
C→A♭→B♭→C
というトニックとサブドミナントマイナーのみで構成されているコード進行です。
カデンツの
T→D→T
もしくは
T→S→V→T
のどちらかにはなると思いますが、解釈次第ではカデンツに当てはまらない形になるでしょう。

歌でいうとDREAMS COME TRUEの『未来予想図ii』という曲にこのサブドミナントマイナーが使われています。

キーはF♯メジャーでイントロの進行が
D→E→F♯
といった進行です。

このように様々な形で使われています。

いかがでしたでしょうか?
曲を彩る際に使えるコード術ですのでぜひ活用してみてください。
次回はこれらの情報をふまえて、コード進行の分析をもう一度やろうと思います。
次回↓


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