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すべて真昼間の雑記たち

酒だけに限るとかけることがちょっと少なくなるので、つれづれとまあエッセイでもしたためようかなあと、はい、先程思いまして。

酒以外の日常、及び日常で思ったことを短めに書いていきます。ここではね。

タイトルは川上未映子さんの小説の雑なパクリです。雑記帳なので許していただきたい…。

暑いね。熱い。

甲子園の熱よ。

選手として赴いたことはありませんが、観客としてなら行ったことがある。そう、熱い暑い。そう感じたあの球場の雰囲気は独特です。

生死なんてかかってないんだけど、かかってるかのように殺気立ってた。異様なエネルギーに満ちている。いや、かかってないなんて失礼なのかな?

むしろ様になるかなあ「命かけて甲子園でプレーしてます!」みたいなセリフを言ったり、信念を持ったりしたほうが。

テレビ越しに伝わる熱気を感じながら門外漢はふと思う。

「すべての高校球児が甲子園を目指さなくてもいいよなあ」と。

なんかそろそろそういう動きが高校生の内部からも出てきてほしいな。

何となくなのですが、そろそろ様々なしきたりの潮目が変わろうとしていると思うのです。
部活に限らず、仕事や人間関係もそうなのですが。

甲子園の熱に代表されるような、特殊な空気を持った場というのはとても多い。

そして大体の人はそこに合わせてるのか合わせられてるのか分からんけどその中で生きていけるわけで。生きていけるわけで。

そういった無言で発せられる空気、と、それを吸えよ、叫ぶなよ、壊すなよ、はい、察するなよ、逃げるなよ、うん。そんな風なプレッシャーに覆われてるところは、とても呼吸がしづらいね、ほんとうは。誰もが知ってて、大体誰もが黙ってるんだけど。

「ずっとそこにいろよ」

っていう言葉に、どれだけの人が涙を飲んだのだろう。呼吸もろくにできない場所で。涙を。痛いね。それは。

その無言の涙もまた、人の体温程度には熱い気がするから、僕は尊重したい。甲子園で戦う球児の汗と涙ももちろんあたたかい(時に、やけどしそうだ。熱すぎるかも。)。

だから今良いものはまあそのままにしておきつつ、みんな「違うよ!」って言いたかったやつ、そういうものがどんどん叫ばれて、壊されて、で、今度は声を出しながら再構成されていけばよいと思うのです。
そのコミュニティ、その人たちにあった形でね。

ということで。

そろそろ高校生のころから真面目に「60歳くらいまでの草野球」を考える子たちが出てこないかな?

それはまあ、はじめはふざけて見えるかもしれない。甲子園が好きな人にとっては特に。

でも、それってふざけてるのかな?
60まで体を存分に使って動くのは難しい。
イチローだって、いやイチローでも目標は「50歳でも現役バリバリでプレーすること」だったはずだ。 

それって3年間で完全燃焼することより、もしかしたら難しくてやりがいがあって前人未到だったりするのではないだろうか?

で、自分の住むところ、住みたいところに草野球チームがなければつくらなければならない!
チームができたら練習場は?
練習場ができたら対戦チームは?
リーグ戦とかしたくない?
年イチのトーナメントは?
都市対抗野球ってどうやってでるんだろう?
運営資金はどうやって集めようかなあ…。
大人でもマネージャーやってくれる人、いるかなあ…。

僕は、こういう夢を描いてもいいと思うんです。
ものは考えようだと思うんです。
別の熱さが生まれていい。

そんな考えが高校生のなかに生まれるためには、まずはやっぱり歳上の僕らがどんどん既存のものからはみ出して行くさまを見せなきゃならんのかなあ。

そうだよな。

まずは自分が声を上げて、熱い汗を流していかないとな。
 
よし。

おじさんの夏、静かにプレイボール、ですね( ´∀`)

酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。