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詩 「さざなみの私」
さざなみが文字をさらっていく
立ちつくす私
足元に砂 あるいは貝など
狐の嫁入り
眩しいしずく
さざなみが文字をさらっていく
さざなみが文字をさらっていく
浮き輪の群れ
ブイに海猫 麦わら帽がとけてゆく
みゃーみゃーと
クェークェーに
さざなみが文字をさらっていく
さざなみが私をさらってゆく
反った腰 灼熱の腕 強いしおかぜ
それはもう この季節ですから
この季節ですから
汗をかきながら
必死にさらわれている私
さざなみが私をさらってゆく
あなたは走馬灯の趣
さざなみが私をさらってゆく
さざなみが私
さざなみの、私
酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。