マラソン練習は追い込まなくていい?

書籍や市民ランナーの指導者においては、マラソン練習は追い込まなくていい、頑張らなくていいというのが一般的だと思いますが、、本当にそうなのか?
マラソン練習において、最も重要なことは、継続できること。追い込むことは、それを阻む要素である一方で、サブ3以上を目指すのであれば必要なこととも思っています。
そのあたりの考えは次の記事で書いています。

この記事では、どうして追い込まなくていいと教えられるのかの理由について、突っ込んで考えてみます。


中級者まではスピードが要らない

まず、性別、年齢等によっても違いますがサブ3.5を目指すあたりまではスピードがいらないから。サブ3.5のペースはキロ5分を切る程度。ジョグだけの練習でもサブ3.5をしている方はいっぱいいます。この層は何よりも継続が大切。書籍や市民ランナーの指導者も初心者や中級者までをターゲットにしていることが多いように感じます。

追い込むことは精神的にきつい

マラソン練習はきついというイメージ、感覚がついてしまうと、何より継続できなくなります。学生時代に陸上をやっていて、社会人になって一切走るのをやめてしままったという人の話を聞いたことがあります。このきついという感覚がつきまとっては、継続できないからだと思います。

追い込むことで怪我のリスクがあがる

スピードを出すほどに身体に負荷がかかり、怪我のリスクが上がります。周辺でもサブ3以上を目指す層が最も怪我をしていると感じます。怪我のリスクをおいながら練習しているということ。一方、市民ランナーでもトップレベルになってくると、怪我が少ない。これは追い込みながらも、それを継続しているから。

追い込むことで体調を崩すリスクがあがる

マラソン選手は風邪をひいたり、体調を崩しやすいと言われています。追いこむ練習量の多さで免疫が下がるため。

怪我、体調のリスクをいかに抑えながら、追い込んだ練習を継続できるか、この視点は年齢を経るほどに重要になってきます。年齢をへるほどに、そうなるリスクが大きくなり、またそうなってしまったときの回復も時間がかかることになるからです。




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