⑧肉体が動くようになるということ。弐

おはようございます。


今、右太もも前の筋肉がピクピクしている。
全く痛くはなくて、そのピクピクの振動が心地よく感じる。なんなんだろうこの現象は?完全に不随意運動だ。
痙攣という感じではなく、ただだだ筋肉が不定期にピクピクする。強くなろうとしてんのかな?



途中でパソコンのキーボードがおかしくなったので、今日はスマホから記事を書く。




昨日に引き続いて、時系列で自分の身体についての考えがどう移ろっていったのかについて書いていこうかなと思ってたけど、昨日の夜になかなか衝撃を受けた動画を見たので、それについて書いていく。


YouTubeをてきとうに見てたら、この動画に出会った。https://m.youtube.com/watch?v=Hg2oxDoBWpU

最近は、武道の動画をよく見ていたので、見事にAIのお客様になったということか。


これは躰道というものらしく、全く知らなかった。
そんな武道が日本あったんや、と思った。


なにに衝撃を受けたかというと、
こんな身のこなしが人間にできるんやということだった。
筋肉を使うのではなく、身体の軸を自在に運ぶことで、軽やかに俊敏に身を動かしていた。



ここ最近は自らの肉体と向き合い、少しずつ身体が動くようになってきたなという実感があって、ちょっと嬉しくて満足していた自分がいた。でも、この動画を見た瞬間に、「ほんままだまだやな、まだまだ身体がっちがちや」ということを思い知らされた。と同時に「すげぇな、かっこいいな」とも思った。
本物を見ると、まず間違いなく落胆するけど、人間ってこんなことできるんやって感動もするし、自分も少しでも近づけるようになろって思える(ようになった)。



躰道は、敵の攻撃をかわすための術らしいのだが、たしかにこれだけ動きが早ければ、相手攻撃が当たることもないし、かわしてからサッと攻撃することが可能になる。



触れられないスピードには、どんなパワーも通用しない。
みたいなことを昔好きだったアイシールド21というアメフトの漫画でよく言っていたが、まさにそのことだと思った。



受け身の取り方も、ただただ地面に打たれるだけ。もはや受け身でもなんでもない。内臓が固まると、身体が固まってしまって、ウッとなり、それがダメージになるということだった。



そして、実演されていた先生がよく言っていたことが、
「居着かない」ということ。
固めない、固まらないとも言えるんかな。
この「居着かない」という言葉は、武術家の甲野先生もよく言っていた。
バガボンドの中でも出てきてたと思う。
武道、武術の世界ではおそらく原理原則みたいなものなんだろう(武道は高校生の時に、体育でやった剣道のみ経験済み。正座が痛すぎて、めちゃ苦痛な時間だった。なので、この世界はまったくのど素人。)。



筋肉や動きをかためない。
身体の一部の力でねじ伏せようとしない。
もし、居着いてしまうと、身体全体の動きから生まれるエネルギーが最大限活用できない。
身体か緊張してしまったり、痛みが出たりする。



そして、その身体の軸を作るためには、

正しい呼吸ができるような正しい姿勢

がベースとしてなければならないとおっしゃっていた。

姿勢が悪く、呼吸が上手くできていないと、身体中に無駄な力みを生む。
人間は、寝る時以外ひたすら身体を動かす生き物である(というかすべての生き物がそうか)。動きには必ず呼吸を伴い、その呼吸が乱れると動きが鈍り、疲労を感じやすくなってしまう。なので、力強い動きを生み出し、かつ疲れず長く動き続けるためには、呼吸を安定させないといけない。そのためには、まず正しい姿勢がないといけないということだった。



サッカーに例えると、

どれだけガンガン筋トレをして、走り込んでも、もともとの姿勢が悪ければ、上手くいかないし疲れるだけだよ、ということかな。
まずは根本の姿勢、歩き方、走り方を見直すことから始まる。
(今までの自分への戒めでしかない。)


これは、日常生活の所作も同様で、悪い姿勢による無意識的な動きが、身体の動きを鈍らせ、疲労感を感じさせる。


実演されていた先生は、
まずは、ただ立つことを洗練すること
とおっしゃっていた。




きょえーっと思ったけど、日々のあらゆる動きを分解していくと、たしかに立つという動きがベースにあると思った。まずそこから本当に正しく立たているのか、と追求していきましょうということだった。



長年積み重ねてきた悪い姿勢の習慣が根強く身体にしみついてしまっているので、なかなかすぐに良くなることはまずありえないが、少しずつ積み上げてきたものを、少しずつ分解していきたいと思う。




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