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売上金額を目標にするべからず

ただ日にちが変わるだけなのに、「新年」という節目は気分が新たになるから不思議です。

そんな中で、能登地方で起きた地震は正月気分が完全に吹っ飛ぶ出来事でした。被害の全容がまだわからない。余震も続いている中、被害がこれ以上広がらないことを祈るばかりです。

さて、新年にあたり、今年の目標設定される方も多いと思います。ビジネスにおける目標はやはり数字で考えるべきですが、大きな落とし穴がひとつ。

「今年は売上○○万円を目指す!」と息巻いている方もいるのではないかと思いますが、売上金額を目標にすることは、おすすめしません。

なぜならば、「売上」というのは、お客様が「購入する」という意思決定をした結果であって、ビジネスを提供する側の意思では、なんともならない数字だからです。つまり自分の意思が働かない。そこに意思を込めると辛い未来が待っている。

では、どんな数字を目標にしたらよいのでしょうか。
結論から先に言えば、売上ができる前に出会う【見込客】の数です。

例えば、一人当たりの単価が1.5万円、月間売上高の目標は50万円の場合。
50万円を生み出す、お客さま数は33人となります
(500,000円÷15,000円=33.3333…..)

でも、33人の見込客に出会ったところで、全員が全員、商品やサービスを買ってくれるわけではない。

まあ、3人に1人くらいかな。と歩留りを仮定すると、100人の見込客に会う必要がでてきます。

この100人が目標にすべき数字。なぜこの数字を目標値にするかというと、これは自分自身の活動でどうにかできる数字だからです。
100人に照準を合わせ、そのためにどんな活動をするのか考える。

売上という数字は単なる結果であり、その結果を生み出す活動(=見込客)を目標にしないと疲弊感も出てくるし、PDCAサイクルという振り返りが難しくなります。

振り返りができないと、どこをどう直したらよいのかわからなくなり、あれもそれもこれも・・と、あれこれ手を出し始め、すべからく中途半端になってしまって更にどうしたらよいかわからなくなる・・・という悪循環に陥りかねません(この悪循環にはまってる小規模事業主が多いと個人的には感じている)。

小規模事業者は、リソーセスがただでさえ少ないので、賢く動くことが大切。そして、現実的な考え方を踏まえた目標設定が大切だと考えています。

2024年の活動目標の参考になれば幸いです。

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