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数字やお金の勉強をします。と言って簿記の勉強をするのは間違いだと思う件

確定申告が近づいてきました。
・・と言っても、11月下旬時点では、その気配はまだ感じませんが、年が明けると、SNSには確定申告がらみの投稿がちらほら出始めます。

ギリギリに申告して、来年こそは、早くやるという宣言も見かけます。
併せて見受けられるのが「数字の勉強をします」と言うもの。

数字の勉強ってなんだろう?と、毎回首を傾げますが、どうやら簿記のことのようです。

まあ、確かに簿記を勉強してもいいかもしれませんが、個人事業主は経営者。正直簿記を勉強しても意味ないと思ってます。

強引に健康診断に例えてみたいと思います。

私たちが健康診断で知りたいのは、その結果と改善すべき項目。血液採取のやレントゲンの撮影方法は知る必要ありません。その道のプロがちゃんとやってくれるから。

もう言いたいことが、おわかりいただけたと思うのですが、簿記を勉強することは、血液採取やレントゲンの撮影方法を学ぶことと同じだと思うのです。所詮 簿記2-3級は帳簿の付け方のお勉強。

(1級になるとグンとレベルが上がりますが、そこまで行く人はその先(公認会計士や税理士)を見据えているが殆ど(事実、私は税理士を見据えて簿記1級の勉強中))

事業主は、帳簿つけとる暇があれば、集客や事業そのものに勤しめ。と思うのです。

確定申告では、複式簿記で帳簿をつけると、65万円分の税金が免除してもらえるメリットがあります(わかりやすい表現で説明しています)。

そのメリットを享受するために簿記を勉強するのかもしれませんが、そこにかける時間はどうなんでしょ?事業主こそタイムイズマネーなのに。

個人事業主クラスの帳簿付けだったら、大抵年額で24-30万円程度。だったら、65万円分の免除分のうち、30万円を帳簿付けを外部委託して、35万円分のメリットを享受して、

帳簿付けに要する時間(仮に月2-3時間もしくはそれ以上)を売上に回せば、1回あたりの売上が1万円だったら、プラス25万円分の売上増が見込めるかもしれません。帳簿付けのコストは、ほぼ回収できますし、繋がったお客様とのご縁が今後続くことを考えれば、将来的には、もっとプラスに働きます。

数字のお勉強とは、そういうことです。
費用対効果をお金で換算するとどうなるのか?考えること。
税理士さんが作ってくれた帳簿を見て、何が強みで何が課題なのかを把握し、次の一手を考えること。

起業初期だから、あまりお金をかけたくないとも聞きますが、起業初期だからこそ事務処理は外部委託して、売上のために時間を回したほうがよいかと思います。

私も帳簿付けのサポートはしていますので、お気軽にご相談ください。
毎週火曜日に無料相談受け付け中です。






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