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アートになった紙幣

表紙のステッカー

緑茶の手描きの正六角形のイラストですが、こちらたくさんの意味を込めてます。ステッカーもアートになるのか実験中です。(笑)
他にも5種類ありまして、ひとつひとつ丹精込めて作りました。改めて紹介するとして、今回はアートとは?価値とは?価格とは?について深掘りしてみるよ。

現在大阪で宣伝活動中

さまざまな場所を回っている。昨日から在中しているがウキウキ気分でビールをミニクーラーバッグに忍び込ませて電車に乗った途端、大事なチラシを家に忘れてくるという始末。前途多難な宣伝活動中ではある。
でもおっちょこちょい話も含めつつも、動けば動くほど人にはたくさん出会ってゆく。
そして大阪という場所は知れば知るほど、沼のように粋な文化とおもしろい人間が住んでいる。

ある時は映画に出てくる電子地域通貨eumoの加盟店、老舗の本屋さん、味わい深いたこ焼き屋さんなどを回る。
梅田の駅近にポツンと立つおそらく大阪で一番小さなたこ焼き屋さんだった。常連さんたちはとても優しかった。応援してくれると言ってチラシを職場に置いてくれる人も現れた。ここも沼だ。飲食店なんか行けば行くほどだし。つながればつながるほど、人はあったかい。

一日中移動をして、テアトル梅田でビラ配りをする。新宿と比べて人口的に少ないので、お客様たちと話すこともしばしばだ。
歩き疲れて限界が来そうな所で見逃してはならない味園ビルへ。

味園ビル内にある小さなbarのお店の人やお客さんも優しいし、楽しい。大阪はいい街だ!!味園ユニバースを舞台にした山下敦弘監督の『味園ユニバース』も要チェック!

ところがこの味園ビルは12月いっぱいで閉鎖してしまう。理由は土地の値上がりとか老朽化とかが理由とも言われているが、難波のまんなかなのでおそらく高値で売られて、オーナーさんがガラッと変わるからだろう。味わい深い思い出の場所が消えゆくことの寂しさといったら
…言うまでもない…。今までも愛すべき場所が全く別物に変化する様子を子供のころから見てきたもんだよ。

最近は周りからもよくそんな話を聞く。Les Grands Arbresという木の上にカフェが立っている広尾の素敵な場所も9月いっぱいで閉鎖とか。私も一回行ったことがあるが、夢のような空間。またもう一度行きたい!!閉鎖の理由はなんだろう。もしかしたらこの木も切り落とされてしまうかもしれない。

家賃とは

実際に直面している家賃などの高騰化。テナントを借り、お店をする側にしたら払えない額になってしまうところも多いだろう。
私も東京在中時は目黒区にある学芸大学駅徒歩7分の古アパートに住んでいたが、ある日突然立ち退きを言われる。これ以上の物件は無いと確信したため新拠点を作るべく京都へ引っ越しするきっかけになった。そのアパートの家賃は当初8万5千円。住んでいて、後半ではネズミが屋根裏に住んでいたこともあり諸々トラブルもあって下がって5万9千円。そんなちょっとヤバそうな6部屋のアパートの土地の値段が、2つに分割されて2億ずつに変化していたことを後ほど目の当たりにする。
合わせたら4億、、か。どうやったらそんな額を作れるんだろうね?でも中には払える人たちがたくさんいることも知っている。
庶民に優しい家賃でありがたかった場所がいきなりすごい価格で売られて、1年後は2軒の新築が立っていた。うーん。なんだろう?モヤモヤします。

土地については色々と研究したい件もたくさんあって、この土地の話について紹介したい団体もいるのでまたそれは次回にするとします。

『お金』を風刺しているアーティスト

どこもかしこも『お金』は容赦なく密接に絡んでくる。思い出も、人の繋がりもスッと削除してしまう残酷さも持つ。

本題に戻ってそんな『お金』を風刺しているアーティストを紹介します。昨日、古本軒アートギャラリーをされている場所に訪れた際、この映画のコンセプトを話すと店主さんが面白い人物を紹介してくれた。

日本の著名な美術家、作家、イラストレーターであり、アヴァンギャルド芸術の先駆者として知られている赤瀬川原平さん。私も知らなかったのけれど、1960年代には前衛美術のグループ「ハイレッド・センター」の一員として、都市を舞台にしたパフォーマンスアートや「モデル小銃」などの独創的な作品で注目を集めた人。千円札を拡大した偽札や、その紙幣での梱包作品が貨幣偽造で訴えられ、かの有名な模倣千円札事件へと繋がる。

裁判では、中原佑介氏や瀧口修造氏など批評家を含め、多くのアーティストが法廷で美術と模倣とはを弁明する。
お札とは印刷物であり、マス複製を続けている真札。
貨幣経済システムの上に成り立つ日常のメカニズムの虚をついた模倣千円札は、1965年に通貨及証券模造取締法違反であるとして起訴され1970年に有罪判決となってしまう。
で、ここで赤瀬川さん!面白い。『本物』の零円札を作っちゃった!!零円札運動として協力者に現金書留で送付したという。
その零円札だけは珍しくないらしいけど、SF作家の山野浩一さん宛に送られた書簡と現金書留封筒のセットとなるとこれはまた珍しいものらしい。

その価格、なんと90万円。高いのか安いのか〇円なのになんなのか。値段とは?価値とは?色んな意味でバグを起こさせる天才。
そんなバグを生み出すのもアート。だから面白いしもっと研究したくなる。
私はアートをお金に変えるのはとっても下手くそだけど、価値を作っていくことにはもちろん興味があるよ。 
お金には変えられない価値に気づいていくことは深めていく一方、ブロックチェーンやNFTのような取り組みについてもちゃんと知っていきたいなぁ。バーチャル不動産とかもうさらにわけわかんなくて。
でもこんな時嬉しいのはブロックチェーンとか暗号資産とかに詳しい方と『ロマンチック金銭感覚』のおかげで友人になりました!(拍手)
またゆっくりと教えてもらおうじゃないか。
(お願いします。笑)

そんな彼らに教えてもらったヘンテコなSNS、Nostrも実は緑茶、使ってます。

ハッカーのおもちゃ、って可愛いよね。ハッカーと言ってもホワイトハッカーに憧れているのはドラマ『ミスター・ロボット』の影響です。サム・エスメイル監督についてもさらにまた別の機会に深掘りしていきます。こちらの作品も現実に起きているおかしなことやリアルと妄想を上手く組み合わせながら問題定義してるよね。

話が逸れに逸れてしまったけど、とにかく『お金ってなんだろう?』という問いかけに対してはなかなか簡単に答えを出してくれないみたいです。そして答えのない迷路を彷徨いながら私達は生きている。このnoteも、映画も…。

そんなお金に関する映画は『ロマンチック金銭感覚』で体感してね!

テアトル梅田9月20日、24日、26日の3日間、レイトショー!20:30~の上映!前売り券、テアトル梅田にありますよ!1000円です!

お待ちしてます!明日も更新は続く!
りょくまゆ

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