『会って、話す』の本当の意味
世の中の流れがだいぶ「変わった」ということが確定してきてきた気がする。
この春の「自粛期間」という経験を経て、仕事のあり方や生活のあり方を世界中のみんなが一気に見返した時期になったように私には見えている。少なくとも日本の人たちはそうじゃないかな?もっと言えば東京の人たちは確実にそうですよね。
私は美容業なので人と対面しないと成立しないので、そうそう変わったという実感はありませんが、周りにいる家族や友人、お客様の様子を見ているともう当たり前に家で仕事をし、オンラインで人と話しているんですよね。
だからか電車に乗ればなんとなく人が少なく感じるし、美容室に来るお客様の雰囲気も変わってきました。もう、見ているだけで風景が変わりましたよね。
「あー、変わり始めてる」これはもう元に戻るという発想はない。進化する時なのかもしれないな。そんなふうに指を舐めて空に突き刺し風を感じるかのように感覚で考えてました。
私の美容業もオンラインのように自宅で完結するようなサービスの提供はできるだろうか?そんなことを考えてみたり、お客様に意見を聞いてみたり、要望や情報を集めてみたんです。
「オンラインセルフカット」
安易にそんなことは浮かび上がりました。もう実際にやってる美容師さんもいるみたいですが、これならできそう。そう初めは思いました。
でもですね。
以前のnoteにも書いたかもしれないんですけど。私は美容師の仕事を職人だと思っているんですよね、、、
https://note.com/embed/notes/nf4fb5c9a5445
もちろん、オンラインでセルフカットを教えることはできると思うんです。
ただ、「お金をもらって満足できるところまで持っていけない」って我ながら始めてもないのに自信がありませんでした。
なぜなら、自分が髪をカットしている時は毛ながれ髪の厚み、髪の状態を目で見て触って、把握して経験から来る感覚ってのを使ってカットしているんです。
この全てを平面な画面を通して全ては伝えられないし、ましてやお客様の現状、状況を完璧に認識することはできない。
触らないとわからないんです。
それを考えると私にとってはとてもリスキーなことだと思ったので、オンラインに踏み出すことは諦めました。
こう思っていたのは美容師の私だけではなかった
というわけで、オンラインの道を諦め、いそいそと消毒と換気をしながらアナログに美容師の仕事をしているわけなんですが…
各方面、業種のお話を聞いているとみんな共通していること
今までの会議は同じ部屋に社員が集まり話をしていたのが通常のスタイルだったと思うんですが。
そこでの利点は
言わんとしていることを読みとることは、スムーズに物事を進めていく上で重要であると思っている人はやはりたくさんいるようでした。
もちろんオンラインで会議等ができるようになって無駄が省けたりスムーズになったこともたくさんある。でも、それだけじゃダメなんだっていう気づきもあったみたいです。
その話を聞いて私も深く頷いて納得してしまいました。
この変化の時期、私も仕事の入り方が変わってきていて初めましての方とお話する機会はとても多くなってきています。でもなかなか対面して長い時間話すことはできず、メールや電話のやり取りや誰かを間に挟んでのやり取りをしているんですが本当に話の行き違いや勘違い、そんなことが多くてなかなか決まりきれなかったり、この状況下、変化も著しいので急になくなることもたくさんあって、心労が多かったんです。もうそんな時こそ直接会って話すべきだと思ったんです。
直接あって話をして雰囲気や顔色を見ながら感じ取り、お互いよき方に持っていくにはどうするべきなのだろうかと少し時間をかけて話してみるとちゃんと話がまとまったんです。
「会って、話す」の本当の意味
オンラインはもちろん便利でこんな時期にオンラインみたいなサービスが存在しなかったら、今頃、各々の業界は次から次へと消えていく現象が起きていたかもしれない。
けど、それに全部寄りかかってしまうとどうなってしまうだろうか?
人がもともと持っている感覚。表情や声の響き、姿から感じる雰囲気そうゆうもを客観的にみる機会って減ってませんか?
コミュニケーションって本来それを感じとることも含めていると思います。実際にあって話さないと気づけない部分、多いはずなんです。
今はまだ積極的におすすめできる方法ではないかもしれないけど、実際に「会う」っていうことは根本的な方法の一つだということを忘れないようにしたいと思いました。
銀座のシェアサロンで美容師してます!HPから予約できるようにしました!何かあればお問い合わせください🙇🏻♀️
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