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スマホは人を幸せにするのか(いや、しない)【読書感想:スマホ脳】

ずっと気になっていたスマホ脳やっと読み終わりました。

読んでいて図星が多過ぎて胸が痛かったー😂

人は報酬を求めるように進化することで、生き残ることができたけれど、そのおかげでスマホから抜け出せないようになってしまっていることをまざまざと見せられる本でした。

作る側の人間は、それがわかっているから家族にはデジタルデバイスを使用制限するし、わかっているからこそ、やめられないコンテンツを生み出せるんだろうね。

私は大人になってからスマホができたからスマホがなくても生きていけるように思ってるけど、実際は毎日手元に置いて暮らしてるわけで。
隙あらばSNSチェックをし、特に知りたいわけでもないネットニュースを巡回してあっという間に時間を溶かしちゃってる。

スマホやデジタルデバイスは人を便利にはしたけれど、幸せにするかという点においてはこの本を読む限り強いNoです。
社会的な動物としての喜びも、成長する学びもスマホを通して得るものより、実際に人と会っておしゃべりをしたり、行動を共にする喜びに方が大きくて強い。
けれど、脳を刺激して、簡単に報酬としての喜びを与えるスマホの強力さには勝てないのも人間。

ああ、人間は何てものを発明してしまったんだろう。
このまま人はバカになっていくのか、それともどこかで違う生き方を見つけるのか。
きっとそれは私の時代ではなくもっと先の世代の話なんでしょう。
私の時代はスマホ良くないといいつつ、スマホをやめられない世代として終わるのだと思う。

本の内容は9割がどうしてスマホの刺激から脳が逃れられないのかの話で、どうすればいいかは1割程度。というか、スマホの欲求にどう抗えばいいのかの手段が本当に少ないんだろうね。

とりあえず運動は大事ってことがわかったので、散歩続けます。

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