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地域連携には正解も近道も王道もない

地域連携とは実際にやった人に回答が降りてくるもの

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グラレコ

日本医療デザインセンターのオンラインサミット、今回もグラレコ参加でーす。
セッション1は地域連携デザイン。

地域連携が大事というのはわかっています。
でも、ただ集まっているだけではケアが良くなることはない。
主体的に関わることが大切だというのもわかっています。
でも、主体的に関わるってのは結構大変で、あなたがやるなら私はいいよね?と単なる労働力に引っ込む人を横目に旗を振ったり声を変えたりしなきゃいけない。

心ある人が、1人奮闘するという地域連携の姿をたくさん見てきました。
1人で頑張るが故に、届かないところが出たり、負担が多すぎたり。
家族の願いや本人の気持ちを汲み取りきれずに不満が溢れたり。
犠牲の地域連携は地域連携のあるべき姿とは違うけれど、じゃあどうしたらいいのだろう?

そんなことを、訪問リハに携わるようになってから20年近くずーっと考えてきた。
新しい経験をしたり、失敗をするたびにいろんなやり方の案は浮かぶけれど、じゃあ自分が何かできたか?という問いにはNoとしか言いようがないのが、私の悲しいリアルです。

地域連携?こうすればいいんだよ!なんて魔法の解決策がないのは、地域連携に関わる人ならわかってもらえると思う。
絶対の解決方法がないわけだから、自分達の住む地域の色や人たちに合あった方法を模索し続けるしていくことで、とりあえずの今できるベターな方法を見つけていくことになるわけです。

そんな取り組みをされている方達の、ためになるセッションでした。

千場先生は、社会的処方をキーワードにまちづくりからのアプローチ
川邊先生たちは、看護師を生かしたコーディネート力底上げのアプローチ
それぞれの、先生たちのキャラクターが地域連携にも生かされていて、話を聞いているだけで「ああ、その取り組みかた先生っぽい」と会ったことがないのにふふっと笑えてくる不思議。

地域をキーワードにすると大きな言葉になってしまって行政がとか福祉がとか難しいことにすり替わっちゃうけれど、人がいる場所が地域で、人が繋がることが連携なわけで、いろんなキャラクターの人とそれぞれのうまいやり方でやっていく先に生まれるのが、地域連携のパターンなんだろうな。

それぞれの先生方が詳しくおらが村の地域連携についてお話下さっているので、地域連携に悩んだり迷ったり、もーーめんどくせー知ったこっちゃねーよ!となっちゃってる方、よかったら聞いてみてください。
発表されている先生たちでも迷ったり悩んだりしてる(もしかしたら知ったこっちゃねーよと思うこともあるかもしれない)んで、頑張ってみようかなって励まされます。

私も頑張ります。私のやり方で、ほどほどに。
地域連携、人連携。

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