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ヘルニア手術前夜22:30過ぎ

手術前夜22:30過ぎ、色々考えてしまって眠れないので書くことにする。
ちなみに、眠れなさそうだったら、深夜0時前にナースコールを押せば睡眠薬を持ってきてくれる。深夜0時を過ぎると貰えない。
私は今その瀬戸際にいて、どうしようか考えて眠れなくなるという事態に陥っている。

手術をすると決めた日から今日まではとても早かった。
暇な時間はなかった。
入院していても、私にはやるべきことがたくさんあった。
英語を練習したり、リハビリも1日に2回あったし、電話やzoomで色んな人とのやり取りを頻繁にしていた。

私が手術する2日前に、入院する人が2人いらした。
そのお二方は翌日手術をする為に入院したのだと言う。

「あなた、若いのにどうしたの?」
「腰のヘルニアで歩けなくて手術するんです。」
「あらそうなの、大変だったわね。でも若いから大丈夫よ。すぐよくなるわよ。」
「鍼を打ちながら騙し騙しやっていたんですけど、ダメでした。」
「そうなのよね、私もそう。一時的には良くなるんだけどねぇ。」

お二人とも同じことを仰っていた。
もちろん、鍼治療も間違ってはいない。椎間板ヘルニアで手術しない人は鍼治療も一つの方法だとも思う。
ただ、私が手術するまで酷くなった原因は、ちゃんと整形外科に受診しなかったことだとも思う。
鍼という一時の快楽のみで、根本的な所を見ていなかった。

私が入院している4階のフロアは整形外科で、95%がお年を召された方だ。病室はほぼ満室。

リハビリの先生に
「お年を召されている人が多いですね。日常的なことで怪我をする方が多いんですか?」と尋ねると
「そうですね。でも意外と室内が多いんですよ。コンセントのコードやカーペットに引っかかったり、ちょっとしたことで大怪我して救急車で運ばれて入院になっちゃうんです。」

私のおばあちゃんもそうだったなと思い出す。
ご高齢の方にとっては切実な問題なのだと思った。

「最後まで自分の足で生活したいわよね。」

サークル歩行器でリハビリを一生懸命に頑張っている方とお話をした時に、そんなことを仰っていた。

早く元の生活に戻りたい。それは年齢関係なくみんな同じだ。

気がついたら23:30過ぎてしまった。
色々書いていたら余計に頭が冴えてしまった。
しょうがない。ナースコールを押して睡眠薬をもらおう。

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