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その企画は「想いの押し売り」になっていないか?

過去の自分に対する自戒を込めて書き残しておきます。


個人事業主として5年近く仕事をしているからか、似たような規模(一人〜十数人)の事業者と話をする機会がよくあります。そして、性格的に、話を聞きながら「自分ならどうするかな〜」と戦略を考えてしまっていることが多いです。

その中で最近気づいたんですが、社会起業系(まちづくり分野も含む)の企画では、事業者側の想いが強すぎるが故に「想いの押し売り」になっているパターンがよくあるなと。


たとえば、2年前まで僕が運営していたブックカフェでは、「街の人の寄贈本を通してその人のことを知って繋がってもらいたい」という想いでスタートしましたが、

・顧客にとっては「見ず知らずの人を知る必要性」がない

ということを考慮しておらず、こちらの想いをただただ押し付けていた形になっていました。(今さら気づいたのかよという批判はご遠慮ください)

もし本当に想いを実現したいのであれば、『知りたくなる仕組み』を徹底的に考えて試行錯誤する必要があったことは言うまでもありません。


おそらく読んでいる方は「そりゃそうだろ」と思っていることと思います。ですが、実際に当事者になってみると、意外と盲目になってしまいがちだったりします。特に、日々の業務に追われていると、なかなか『顧客目線』で自分たちの企画を客観視することは難しくなる。

まして、事業者側の当初の想いが強い場合、その「押し売り」で売れないことがさらなる「押し売り」につながってしまうことも往々にしてあって、結果的に負のスパイラルに突入してしまうことも・・・。


もちろんそれは「事業者」としては甘いのだと思います。ですが、小規模事業者の場合は、どうしても理想に対してのリソース(人材や時間やお金)が足りず、どうしようもないという気持ちも理解できてしまいます。

明確な解決策を僕自身も持っているわけではありません。
が、できることと言えば

「想いの押し売り」になっていないか?

と自問自答し続けることだけなのかもなと。


- - - ✂︎ - - -


というわけで、今日の記事は以上になります。
完全に自分の備忘録ですが、参考になれば幸いです。

では、またあした〜!

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りょうかん
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