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「こっち見て!」より「あっち行こ!」がいい。

パートナーシップの形が多様化している中で、自分はどうありたいのか?と自問する時間も長くなってきました。

その問いに対する明確明瞭な正しい答えなどは存在してなくて、今この瞬間の確からしい答えも時間の経過とともに移ろいゆくのものなのですが、僕の中では「こうありたい」という偽りない気持ちもしっかり持っています。

そのひとつが『パートナーと向き合うことを是としないこと』です。

なんとなくの一般論としては、「しっかり本音を伝える」とか「向き合って話をする」というのが正しいパートナーシップの形だとされていることが多いと思います。

もちろんそれらも部分最適的に必要だとは認識しています。

ですが、お互いが向き合って「こっち見て!」と主張するよりも、となり合って「あっち行こ!」と一緒に同じ方向に歩み進められるほうが、僕としては素敵な気がするなあと。


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急に話が脱線しますが、先日読了した『戦略参謀の仕事』という本の中に

「ビジネス書などで目にする経営理念のほとんどは、米国発のものです。」

ということが書かれていて、ふと思ったことがあります。

それは「向き合うことが正しいというパートナーシップのあり方も米国発のもので、日本人的な発想は少し形が違うのかもしれない」ということです。


そして、今日の夜、珍しくワインバーで飲んでいるとき、夏目漱石の『英語の “ I love you.” を「月が綺麗ですね」と訳した』というエピソードの話になったのですが、その会話を思い出しながら、

「この逸話(どうやら事実ではないらしい)こそがパートナーシップのあり方の差を的確に表しているようだな」

と感じました。

つまり、

「I love you.」 → 向かい合って相手に直接愛を伝える言葉
「月が綺麗ですね」 → 同じ方向(月)を見ながら愛を伝える言葉

という対比になっていて、英語表現は「向かい合うこと」を是としているものの、日本語表現では「同じ方向を見ること」を是としている、ということが言えるのではないかなと。(米国人と日本人の差というよりは言語の源泉に流れる思想の違い)


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もちろん、僕のように『向き合うことを是としない』とするのが絶対的に正しいと言いたいわけではありません。日本人だから、米国人ならば、と主張する気も毛頭ないです。

なんなら来年には『やっぱりパートナーは向き合うべきだ』と言い始めている可能性もゼロではなく、結局のところ今の自分はどうありたいかという自問の繰り返しでしかないのだと思っています。

でも、そうやって「自分の理想とするあり方」を考えておかなければ、心地の良いパートナーシップを組むことは出来ない。それだけは間違いないのかなと。


あなたはどんな生き方を選びたいですか?


この記事に素敵な人生を築いていくための何かしらのヒントがあれば嬉しいです。


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というわけで、今日の記事は以上になります。
数学科の人が I love you. を訳すと「オイラーの公式は美しいですね」になる、という話がとても好き。

では、またあした〜!

▶︎ 合わせて読んでほしい記事 ◀︎
≫ 好きな人に好きな人がいることを幸せだと思えるようになると、人生はずいぶんと楽になる。
≫ 「誰といるときの自分が好きか」が重要。
≫ 友情は「複数性」を持ち、愛情は「排他性」を持つ。


(久しぶりに酔って書いたので変な記事になってしまったかも、、、)

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