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「アドラー心理学入門講座」ふりかえり その1

04月11日(木)から早稲田大学のエクステンションセンター中野校で向後千春先生の「アドラー心理学入門講座」が始まりました。今回もそこで学んだことを障がいのある方への支援場面でどのように活用できるか実践報告を交えて考えていきます。

06月08日で8回の講座が終了しました。今日はそのまとめとして8回の講座をふりかえる一回目です。

 1回目 04/11 アドラー心理学の位置づけ
 2回目 04/18 "生きることの科学"としてのアドラー心理学

 3回目 04/25 自分自身を受入れる~劣等感とその補償


1回目、「アドラー心理学の位置づけ」ではアドラー心理学が障がいのある方への支援に有効であるということをアドラー心理学の3つの特徴から考えました。なお、アドラー心理学の3つの特徴は以下のとおりです。
 (1)わかりやすく、実践的
 (2)人間を中心とした理論
 (3)社会運動的な側面
さらに、アドラーが目指した子どもの教育についてという視点から、一般的に「問題行動」と呼ばれる行動が実は支援の課題であるということについて書きました。

2回目、「"生きることの科学"としてのアドラー心理学」では、基本前提のひとつである「目的論」から障がいのある方の特異な行動の目的を考えました。また「全体論」から障がい理解という点について書きました。さらに「個人の主体性」から、意思決定支援について書きました。

3回目、「自分自身を受入れる~劣等感とその補償」では、アドラーが一番最初に発見した劣等感、劣等感の背景にある自己理想への追求、さらに完璧主義についての講義がありました。その点から障がいのある方への支援場面において、支援者の完璧主義が利用者の行動を否定してしまう危険性について書きました。

つづく

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