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アドラー心理学の特徴(アドラー心理学入門講座 第1回目より)

04月11日(木)から早稲田大学のエクステンションセンター中野校で向後千春先生の「アドラー心理学入門講座」が始まりました。今回もそこで学んだことを障がいのある方への支援場面でどのように活用できるか実践報告を交えて考えていきます。

第1回目のテーマは「アドラー心理学の位置づけ」でした。アドラー心理学の特徴や心理学の歴史、アドラー心理学が現代心理学に与えたことなどについてお話がありました。

今日はその中でもアドラー心理学の特徴についてふれます。アドラー心理学の特徴は以下の3つです。

(1)わかりやすく、実践的
(2)人間を中心とした理論
(3)社会運動的な側面

私がアドラー心理学に出会ったのは2014年の夏です。私は障がいのある方への支援をする事業所を運営しています。そのころ、障がいのある方への支援姿勢について悩んでいました。私の法人には小さな事業所が幾つかあります。その内の一つの事業所にいたとき、居心地の悪さを感じました。その事業所では支援者は障がいのある利用者さんを厳しく注意し指導していました。確かに、規則正しく受注活動は行われていました。でもそこに自発性や楽しさが感じられませんでした。この環境をどうにかしたい、でもどうして良いかわからない、そう悩んでいるときにアドラー心理学に出会いました。

さらにアドラー心理学を学んでいくと、今、障がい福祉の分野が抱えっている課題がアドラー心理学の5つの基本前提や技法で解決できるのではないかと思うようになりました。

これはアドラー心理学の特徴が実用的でかつ、人間を中心とした理論であり、社会運動的な側面を持つからこそ、様々な分野で応用でき問題解決に役立つということです。

これから8週間、アドラー心理学を学びながら、実際の支援場面でどのように役立ち、課題解決につながるのか提案をしていきます。


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