人生は喜ばせごっこ


"人生は喜ばせごっこ"
 これはアンパンマンの作者である
    やなせたかし
さんの言葉である。
 僕はこの言葉をつい先日友達から教えてもらい、初めて知った。
 その時、頭に衝撃が走った。
 なんじゃ、この素晴らしい言葉は。(急に口調変えてすいません。)
 もっとこの人のことを知りたいと思い、調べたところ、アンパンマンの誕生秘話などもとても興味深いものがあった。
 その中でもやはりこの言葉の衝撃はいまもまだ鮮明に覚えている。
 なぜ、そんなにも僕がこの言葉に衝撃を受けたのか考えたが、すぐに答えが思いついた。
 それは、ぼくがその言葉を聞いたとき、
     人を喜ばせる
ことに特に関心が強かったからである。
 おそらく、この言葉を目先の仕事などが多忙な時に聞いたとしても、聞き流していたと思う。
 ぼくはいま、この先の人生でどんなことをしていけば、一度きりの人生を悔いなく、過ごしたと言い切れる人生にできるのだろうと真剣に考えていた。
 そんな時に、この言葉を友人から頂いた。(Rさん有難う)
 そして、今まで悩んでいたことやモヤモヤしていたことが今はすっきりしている。
 なぜなら、僕がこれから悔いなく、幸せな人生を過ごすためにするべきことが明確になったからである。
 それが人を喜ばせることだ。
 やなせたかしさんはこの言葉の続きに   
 

と説明している。
 ぼくはこの考えが全員が共感するものでも、正しい、正しくないというものでもなく、ただ本当に素敵な考えで、僕もこの考えを体現したいと心から強く思えた。
 もちろん、人を喜ばせてばかりいると、自分に時間やお金を使えなくなるという可能性も少なからずあるが、僕は人を喜ばせることに繋がることにこれからは時間とお金(自己投資も含む)を費やしていきたい。
 やはり、この世の中は
  髪を切って人を喜ばす人
  料理を提供して人を喜ばす人
  事務作業をこなすことで人を喜ばす人
  何かを教える人、交通整理をする人、スーパーのレジで支払いを済ましてくれる人、etc
で成り立っていて、このどれかがなくなると困る人がいる。
 だけど、ぼくはこの考えに至るまでに26年間を生きてきて、いつの間にか様々なことに対して当たり前になってしまっていた。(もちろん何度か思うことはあったがここまで深く考えたのは初めてかもしれない。)
 どんな仕事も、それをすることで
  誰かが喜ぶor悩みを解決する
ことにより成り立つはずだ。
 しかし、この凄まじいスピードで発達していく社会のせいか、心から喜んでもらえることは少なくなってしまっている気がする。(非日常を提供するサービス等は喜んでもらえる実感が多い気がする)
  だが、そんな時代だからこそ、ぼくはこれから取り組む仕事(社会的に正しいこと)がどんなことであれ
  人を喜ばせるためにあること
どんな仕事をしている人にも
  喜ばせてくれたことへの感謝の気持ちを持つこと
を忘れずに生きていこうと思う。
 ということで僕は転職を決意し、4年間勤めた会社に別れを告げることにした。(急すぎて草)
 これは現職が嫌になったからでもなく、人を喜ばせれないこと仕事だからということでもない。
 ただ現職のままでこれからの5年間を積み重ねた時の喜ばせれる形とこれから携わろうと思う仕事で積み重ねる5年間を比較した時のイメージが今の仕事よりも魅力に感じたからである。
 もちろん、これはこれからの自分の行動に全て掛かっている。
 いまの計画でいくと、一つの仕事だけでなく、複数の事業に携わることになるが、できるだけ多くの人を喜ばせれるようになりたいと思うからこそ、これからがとても楽しみだ。
 この考えの下、これからは会社員、個人事業主、オーナーの3つを経験していきたいと思っている。
 全てが計画通りにうまくいくなんて、さらさら思っていない。
 しかし、自分の事業で人生を作っていきたいと思っている。 
 ビジネスの拡大、事業拡大といえば、お金儲けをするイメージを持つ人もいるかもしれないが(小さい頃の僕のイメージ)、いまは
     自分のサービスで人が喜ぶ
          ↓
     その対価として、利益が生まれる
というのが重心にあり
        お金持ち
          ↓
    人を喜ばす高い技術を持った人
という価値観で全力で利益を追い求めようと思う。
 こんな風にたったあの一言が、人生を変えるきっかけになるとは思っていなかった。
 目の前の相手を喜ばせることをお互いに意識することが良い人間関係を保つ有効な手段だと思う。
 僕は
      ブーメランの法則
というものに強く感銘を受け、日頃意識するようにしている。
 これは
     ・感謝をすれば、感謝が返ってくる
     
     ・嫌えば嫌われる

というとてもシンプルな考え方(シンプルに言いすぎた)で、
      ・感謝されたければ自分が先に感謝する
      ・ファンになって欲しければ、自分が先にその人のファンになる

と解釈している。
 これを考えた時、
      相手を喜ばせたければ、自分の人生に相手が携わってくれることに心から喜ぶこと
がまず、誰でもいつでもできることなのかもしれないと思った。
 この言葉を残してくれたやなせたかしさんに感謝し、それを後世に引き継いでいる社会に感謝し、教えてくれた友人に感謝している。
 これからどんな風に社会が変化していくか予想もつかないし、その度に変化が求められるのは確かだが、僕はこの一度きりの人生をもっと幸せに、もっと豊かになるべく楽しく過ごすための手段として、仕事だけでなく、家族、交際相手、友人、同僚と過ごす時にも
   どうやって目の前の人を喜ばせれるか
にフォーカスして生きていく。


ps.今日は友人の誕生日のためにワインを購入した。選ぶ時も楽しく、渡す時のことも考えるとワクワクする。
 プレゼントに喜んでくれなければ、相手の調査と分析が足りなかったということ。
 またそこで相手を知り、次はもっと喜ばせれると考えたら最高だ。



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