見出し画像

文章における「情報量」の捉え方、その操作方法。

文字は、視覚情報である。

そして情報には容量がある。

英字新聞とアヒル

今日のテーマは創作だけでなく、
SNSでも活用できる「情報量」の操作です。

……と内容に入る前に。
どうでもいいけど、明日誕生日です

よかったら本をプレゼントしてくれると、
更に視野を広げて知識を伝えられるよ!
知識を投資してくださる方はこちらから↓

【Amazonの欲しいものリスト】
https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/AM7BSFO9BDSE?ref_=wl_share

お耳汚しすいませんでした。
そいじゃ本題いっくよー!


《情報量は4つの点で測れ》

文字における情報量は、
その文章に含まれる意味の数だけではない。

その1点だけで捉えるのは、
言葉の本質とは言えないのです。

何故なら、
「人が情報を受け取り、知識とする」
という行動面が抜けているから。

本を読む女性

文字情報には4つの変化がある。
それが以下の流れだ。

①文章に含まれる表面的な情報量
②文章に含まれる内面的な情報量
③人が受け取ることの出来た情報量
④人が実際に理解した情報量

①文章に含まれる表面的な情報量

これは言葉の通りだ。
文章1つを読むだけで、
簡単に得られるであろう直接的な情報
その量のこと。

②文章に含まれる内面的な情報量

読み解くことで生まれる意味がある。
文脈だったり、比喩表現だったり、
考えることで得られるであろう間接的な情報

③人が受け取ることの出来た情報量

ここからは読み手側の視点だ。
実際に読んでもらった時に、
どれだけ人が情報を得られるのか
仮説を立てるために、実地調査が必要になる。

④人が実際に理解した情報量

「情報を得ること」と、
「情報を理解すること」は別物だ。
人が得た情報をどれだけ理解できたのか
こちらも仮説を立てる必要があるね。

付箋とメモ

これら4つをまとめると、

文章における情報量だけでなく、
人にどう受け取り理解させるのか、
という視点を持つこと。

今日はこれを伝えたいのです。


《文章が持つ情報量の把握方法》

文章における前者2つの情報量は、
それぞれメリット・デメリットがある。

①文章に含まれる表面的な情報量

メリット:
深く考えず、目を通すだけで情報を得られる
デメリット:
考える必要がないため理解・想像がしにくい

②文章に含まれる内面的な情報量

メリット:
考えて意味を得るため理解・想像がしやすい
デメリット:
読むだけでは、意味が通じない可能性が高い

変な眼鏡をつけて考える男

つまりこれら2つの情報量は……

表面(直接)的な情報量:
言葉の数そのもの
内面(間接)的な情報量:
言葉には書かれていない情報

こう捉えることができる。

また、
前者はあまり考えずとも得られ、
後者は考えなければ得られないものだ。

この場合の考えるとは、
「その情報から派生・応用した思考」です。

この点を少し噛み砕いてみよう。

ハンバーガーを食べる男性たち

「この店のハンバーガーが美味しい」
という情報を読んだ場合で考えてみよう。

・どうして美味しいのか?
・いつ、なんぼで買えるのか?
と情報を深めていくのは「派生」
・この情報を書いた人の信頼性は?
・その会社の別の店は美味しいのか?
と情報を使い別のこと考えるのは「応用」

これらが考えて得られる情報です。

逆にこの文章における直接的な情報は、
「この店のハンバーガーが美味しい」
というそのままの情報である。

これを読んで、
「この店のハンバーガーが美味しいんだ」
と考える必要はなく、
無意識のうちに脳が整理してくれる

だから考えずとも、
人は情報を得ることができる。
もしくは情報を得た気分になっているのだ。

怖がりな猫


《人が得られる情報量を読み解く》

残り2つの情報量は、
理解も操作もかなり難しい項目です。

③人が受け取ることの出来た情報量
④人が実際に理解した情報量

言い換えれば、
前者は「情報獲得」、後者は「情報理解」

寝転んで伸びとあくびをする猫

情報獲得とは、
文章を読んだり、学習をしたり、
新しい仕事を覚えること。

つまりは情報を知ること。
それすなわち「認知」であり、
「インプット」とも呼べる。

情報理解とは、
文章の本質を知ること、
学習したものを活用できる状態になること、
新しい仕事をしっかり行えること。

つまりは情報を利活用できること。
それすなわち「アウトプット」だ。

ノートとスマホでデザイン考え中3

つまりこの点における情報量は……

情報獲得:
文章を通して、実際に得た情報量
情報理解:
上記で得た情報を元に、
思考を通して、実際に理解した情報量

このような捉え方になる。

これらを操作するにはどうすればいいのか、
後で、記事の最後に結論を出してみよう。

教室で授業を受けるギャル

その前に、少しだけ余談。
よく「人に物を教えることは勉強になる」
という話を聞くよね。

これは教えるという行動を用いて、
情報をアウトプットしているんだ。

理解している情報を教えつつも、
まだ理解できていなかった情報に気づく。
その上で更に理解を深めて……

とても分かりやすい、
情報理解(アウトプット)の方法なのです。

書類を渡す女性


《情報量を操作せよ!》

ここまで4つの情報量をまとめてきた。

①文章に含まれる表面的な情報量
 →言葉の数そのもの
②文章に含まれる内面的な情報量
 →言葉には書かれていない情報
③人が受け取ることの出来た情報量
 →文章を通して、実際に得た情報量
④人が実際に理解した情報量
 →思考を通して、実際に理解した情報量

では実際にどう操作し、
どう活用していけばいいのか

具体的な方法はいくらでもあるが、
今日は1つだけご紹介。

それはズバリ、
文章の情報量を上下させつつ、
程よく読者に考えさせることだ。

ノートパソコンを見る猫2

文章を書く側にできることは、
前者の①②だけ。

ユーザーの行動に、
影響を与えることは出来るが……
基本的には各個人の勝手であるから。

だから手っ取り早く操作するなら、
表面的、内面的な情報量な訳だ。

洋書

まず情報量を上下させて、
飽きにくい抑揚を付けよう。

表面的な情報量では、
純粋に文章の長さである言葉の数
漢字や平仮名といった言葉の疎密
常用かつ簡単な言葉を使う割合……
などを使って操作する。

内面的な情報量では、
比喩や情景といった間接的表現の数
前後または全体で見た文脈的意味の数など。

これらを使い、
情報量全体を波のように上下させるんだ。

波紋

そして同時に、
「考えさせる部分」と、
「考えさせない部分」を作る。

こっちは分かりやすいかな。
表面的:内面的という比率を考えればいい。

内面的な情報量を多くすれば、
考えさせる部分が作れる

表面的な情報量を多くすれば、
考えさせない部分が作れる

ここ部分には、先ほど述べた、
情報量の操作方法も利用しよう。

これらを意識するだけでも、
あなたは文章の情報量を操ることができ、
ユーザーの興味や理解すらも操れるぞ!

ピースする女性


《おわりに》

そんな感じで今日は「情報量」について、
まとめてみました。

参考になったらスキやフォロー
またはTwitterを覗いてみてね!

あと同じように物語や創作に使える知識を、
80以上の記事にまとめてます。

絶対に役立つので、読んでみてください!

では、また次回お会いしましょう。

もしも記事が参考になったら、スキやフォローよろしくね! 気が向いた時はサポートで支援していただけると嬉しいです。