文章における「情報量」の捉え方、その操作方法。
文字は、視覚情報である。
そして情報には容量がある。
今日のテーマは創作だけでなく、
SNSでも活用できる「情報量」の操作です。
……と内容に入る前に。
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《情報量は4つの点で測れ》
文字における情報量は、
その文章に含まれる意味の数だけではない。
その1点だけで捉えるのは、
言葉の本質とは言えないのです。
何故なら、
「人が情報を受け取り、知識とする」
という行動面が抜けているから。
文字情報には4つの変化がある。
それが以下の流れだ。
①文章に含まれる表面的な情報量
②文章に含まれる内面的な情報量
③人が受け取ることの出来た情報量
④人が実際に理解した情報量
①文章に含まれる表面的な情報量
これは言葉の通りだ。
文章1つを読むだけで、
簡単に得られるであろう直接的な情報。
その量のこと。
②文章に含まれる内面的な情報量
読み解くことで生まれる意味がある。
文脈だったり、比喩表現だったり、
考えることで得られるであろう間接的な情報。
③人が受け取ることの出来た情報量
ここからは読み手側の視点だ。
実際に読んでもらった時に、
どれだけ人が情報を得られるのか。
仮説を立てるために、実地調査が必要になる。
④人が実際に理解した情報量
「情報を得ること」と、
「情報を理解すること」は別物だ。
人が得た情報をどれだけ理解できたのか。
こちらも仮説を立てる必要があるね。
これら4つをまとめると、
文章における情報量だけでなく、
人にどう受け取り理解させるのか、
という視点を持つこと。
今日はこれを伝えたいのです。
《文章が持つ情報量の把握方法》
文章における前者2つの情報量は、
それぞれメリット・デメリットがある。
①文章に含まれる表面的な情報量
メリット:
深く考えず、目を通すだけで情報を得られる
デメリット:
考える必要がないため理解・想像がしにくい
②文章に含まれる内面的な情報量
メリット:
考えて意味を得るため理解・想像がしやすい
デメリット:
読むだけでは、意味が通じない可能性が高い
つまりこれら2つの情報量は……
表面(直接)的な情報量:
言葉の数そのもの
内面(間接)的な情報量:
言葉には書かれていない情報
こう捉えることができる。
また、
前者はあまり考えずとも得られ、
後者は考えなければ得られないものだ。
この場合の考えるとは、
「その情報から派生・応用した思考」です。
この点を少し噛み砕いてみよう。
「この店のハンバーガーが美味しい」
という情報を読んだ場合で考えてみよう。
・どうして美味しいのか?
・いつ、なんぼで買えるのか?
と情報を深めていくのは「派生」。
・この情報を書いた人の信頼性は?
・その会社の別の店は美味しいのか?
と情報を使い別のこと考えるのは「応用」。
これらが考えて得られる情報です。
逆にこの文章における直接的な情報は、
「この店のハンバーガーが美味しい」
というそのままの情報である。
これを読んで、
「この店のハンバーガーが美味しいんだ」
と考える必要はなく、
無意識のうちに脳が整理してくれる。
だから考えずとも、
人は情報を得ることができる。
もしくは情報を得た気分になっているのだ。
《人が得られる情報量を読み解く》
残り2つの情報量は、
理解も操作もかなり難しい項目です。
③人が受け取ることの出来た情報量
④人が実際に理解した情報量
言い換えれば、
前者は「情報獲得」、後者は「情報理解」。
情報獲得とは、
文章を読んだり、学習をしたり、
新しい仕事を覚えること。
つまりは情報を知ること。
それすなわち「認知」であり、
「インプット」とも呼べる。
情報理解とは、
文章の本質を知ること、
学習したものを活用できる状態になること、
新しい仕事をしっかり行えること。
つまりは情報を利活用できること。
それすなわち「アウトプット」だ。
つまりこの点における情報量は……
情報獲得:
文章を通して、実際に得た情報量
情報理解:
上記で得た情報を元に、
思考を通して、実際に理解した情報量
このような捉え方になる。
これらを操作するにはどうすればいいのか、
後で、記事の最後に結論を出してみよう。
その前に、少しだけ余談。
よく「人に物を教えることは勉強になる」
という話を聞くよね。
これは教えるという行動を用いて、
情報をアウトプットしているんだ。
理解している情報を教えつつも、
まだ理解できていなかった情報に気づく。
その上で更に理解を深めて……
とても分かりやすい、
情報理解(アウトプット)の方法なのです。
《情報量を操作せよ!》
ここまで4つの情報量をまとめてきた。
①文章に含まれる表面的な情報量
→言葉の数そのもの
②文章に含まれる内面的な情報量
→言葉には書かれていない情報
③人が受け取ることの出来た情報量
→文章を通して、実際に得た情報量
④人が実際に理解した情報量
→思考を通して、実際に理解した情報量
では実際にどう操作し、
どう活用していけばいいのか。
具体的な方法はいくらでもあるが、
今日は1つだけご紹介。
それはズバリ、
文章の情報量を上下させつつ、
程よく読者に考えさせることだ。
文章を書く側にできることは、
前者の①②だけ。
ユーザーの行動に、
影響を与えることは出来るが……
基本的には各個人の勝手であるから。
だから手っ取り早く操作するなら、
表面的、内面的な情報量な訳だ。
まず情報量を上下させて、
飽きにくい抑揚を付けよう。
表面的な情報量では、
純粋に文章の長さである言葉の数、
漢字や平仮名といった言葉の疎密、
常用かつ簡単な言葉を使う割合……
などを使って操作する。
内面的な情報量では、
比喩や情景といった間接的表現の数、
前後または全体で見た文脈的意味の数など。
これらを使い、
情報量全体を波のように上下させるんだ。
そして同時に、
「考えさせる部分」と、
「考えさせない部分」を作る。
こっちは分かりやすいかな。
表面的:内面的という比率を考えればいい。
内面的な情報量を多くすれば、
考えさせる部分が作れる。
表面的な情報量を多くすれば、
考えさせない部分が作れる。
ここ部分には、先ほど述べた、
情報量の操作方法も利用しよう。
これらを意識するだけでも、
あなたは文章の情報量を操ることができ、
ユーザーの興味や理解すらも操れるぞ!
《おわりに》
そんな感じで今日は「情報量」について、
まとめてみました。
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あと同じように物語や創作に使える知識を、
80以上の記事にまとめてます。
絶対に役立つので、読んでみてください!
では、また次回お会いしましょう。
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