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生活のアウトソーシングを躊躇しない:サラリーマンが幸せになる方法 その32

これは、サラリーマンが幸せになるために「ありたい自分( being )を軸に持ち、ありたい自分を良好な状態( well-being )にし続けること」について書かれた note です。

夫婦共働きしながら、保育園のお迎え・家事炊事・ママ友やPTAの連絡をこなし、子どもの習い事や宿題の付き添い、日々生活を回すので精一杯。そこにきて急な子どもの発熱!!子育て中の方にはリアルで進行形の切実な問題だと思います。でもそれ全部、本当にあなたじゃなきゃ駄目ですか?

今回は特に子育て中サラリーマン家庭に向けてお届けします。

あなたの仕事?

あなたを悩ます家事・育児・雑用。全部あなたがやらないとダメな理由なんてないと思うのです。思い切ってアウトソーシングしてはどうでしょうか。

でも、そんな簡単に出来ません!
とお思いかも知れませんね。

・お金のせい
・家族やまわりの人が許さない
・あなたの信条が許さない


色々あると思いますが、恐らく解決できます。考え方しだいです。平均並みの我が家の事例でその辺りをご説明していきます。

我が家の事例

■家族構成
夫(私)・妻・息子

私も妻も実家は遠くの他県で、親戚も近所にはほとんどおらず、身内のヘルプは期待できない。

私は通勤片道1時間越えのサラリーマン。残業多め。

妻は自宅勤務。仕事柄、没入して仕事を進めなければならず、子守をしながらとかスキマ時間に家事をする等は無理です。

■利用したアウトソーシングサービス
・シッターサービス
保育園の息子(当時)のお迎えが19時~20時になる場合が多かったため、夕方の3~4時間ほどを週2回~3回の頻度でお願いしました。

いろいろな方にお願いしましたが我が家に一番合っていたのが60代の方。そのためコロナ禍で来られなくなり中止。(息子も小2ですし)

・作り置きサービス
平日5日分の夕食を週1回3時間で作ってもらっていました。

3人家族5日分を買い物含めて3時間以内、かつ材料費は1700円程度で作る手際ですから、いろいろ教わって時短料理を覚える副次効果がありました。ハウスキーパーさんが病気で来られなくなったため現在は中止。

・家事代行
掃除・片付け専門の家事代行を、作り置きサービスの代わりに依頼。週1回3時間。こちらは現在もお願いしています。

■費用
1日3時間8,000~10,000円くらいが相場。間を取って9,000円として試算してみましょう。また往復交通費が必要なので2,000円と見なします。

日額(9,000円+2,000円)× 週2回 × 52週間
=年間1,144,000円

週3回の時はこの1.5倍。今は週1回なので半額です。我が家は一般サラリーマン家庭。この金額を「安い」とは言ませんが、それでもアウトソーシングして良かったと心から思っています。

お金の問題はこう考える

費用についての我が家の考えはこうです。
夫である私の収入で生活費をやり繰りし、妻の収入はアウトソーシングにあてる(残分がレジャー費や預金等)。つまり妻は家事代行やシッター費を稼ぐために働く、という構図になります。

それでは働く意味がない?
でも仕事ってお金のためだけにやっている訳ではないですよね。例え妻の収入を全額アウトソーシングに費やしても、そのおかげで妻がキャリアを中断させずに済むのであれば高くありません。

逆に妻がキャリアを続けることでキャリアアップが早くなり、結果、収入増になる場合も考えられます。

子どもが手離れしアウトソーシングを止めた後、その間の出費をある程度は補填できます。キャリアを中断させ再スタートしたケースに比べトータルでどちらにメリットがあるのか考えてみました。
それに、

仕事 = お金稼ぎ

というライスワークマインドから脱却し、アウトソーシングを投資と見なせば、キャリア戦略として高い出費ではないと思っています。

なにより家族のため

親類・ご家族、特にパートナーが反対している場合は難題です。理屈ではなく感情や古い価値観由来だと思います。そこで我が家のケースを参考に説得材料を探してください。

保育園のお迎えが20時になることが続くと、明らかに息子が病気になる確率が高くなりました。結果、夫婦どちらかが仕事を休み通院・看病をします。1日2時間程度の残業のために、息子に辛い思いをさせ、私たちも仕事ができない負のスパイラルが発生するのです。それに子供が罹患すると、親にもほぼ感染するので身体ダメージも無視できません。

そこでトライアルでシッターサービスを使ったのが始まりです。最初は病児保育サービスを探していたのですが「いや待てよ?そうじゃないだろ?」と思い直してのこと。

予感は的中。
息子の罹患はすっかり少なくなり、親としても精神的にも身体的にも安心を買えました。また家庭内トラブルが少なくなったことで夫婦の精神も安定し、家庭円満につながったと感じています。

負荷を軽くするためのシッターさんでしたが、それ以外にも息子に好影響がありました。親や保育士さん以外の全肯定してくれる第三の大人との交流が、息子の情緒教育にも役立てられたのです。コロナ禍で会えない今も、手紙やクリスマスカードを送りあう仲です。

人生も子育ても大先輩のシッターさんから、私たちも色々なことを教わりました。家族全員にメリットしかありませんでした。

「楽をする」は最高のメソッド

自分自身の信条として許せないというケース。
手作りの料理を食べさせたい。子育てを他人任せにできない。他人を自宅に入れたくない。等々。

わかります。
確かにリスクはゼロではありません。
私も何もかも自分でやりたいタイプですし、他人を自宅に入れるのは抵抗がありました。でもそれは「慣れてない」だけでした。

やはりプロの作る料理は美味しいですし、しかも優しい家庭料理。そしてプロの掃除した家はすごく快適です(特に水回り!)。さらに自分と妻以外の大人が子どもの見守りをしてくれる解放感。

こうした恩恵が重なると何が起こるでしょう?

あなたに余裕ができます。
時間の余裕、心の余裕。
余裕がうまれると何が起きるでしょう?

あなたが笑顔になるのです。

お子さんやご家族に一番必要なのは、あなたの手作りの料理でも、あたなが片付けた部屋でも、あたなが時間に追われながら疲弊する姿でもなく、

まぎれもなくあなたの笑顔のはずです。

「なぜ何度言ってもやってくれないの?」
「すぐ散らかる!汚い!私ばかり!」
「たまには人の料理を食べたい!」

もしそんなふうにイライラ・カリカリしているのでしたら、それはきっとご家族にも影響が出ています。我が家も息子が3歳のころは爆発寸前で、毎日のようにいがみ合っていました。パパママが強い口調でけんかしている横で、3歳児が何も起きてないように心を無にして過ごしている姿は、今も深い後悔とともに思い出します。

私たちに必要だったのは、家事育児を完璧にやることではなく、大金を払ってでも「楽をすること」だったのです。

「楽をすること」は悪ではありません。
働き方改革が当たり前の現代において、家事育児(介護も!)の生き方改革は当たり前の時代です。

時間と余裕を手に入れてください。

選択肢を増やす

何も定期でハウスキーパーさん(家政婦さん、という方が好きですが)を頼まなくてもいいのです。スポットで依頼できます。今日だけ、今月だけ、そんな使い方でいいと思います。

その選択肢があると知っているだけで、スケジュールの立て方や、残業マネージメント、家族と過ごす時間や仕事の計画の立て方が全然違ってきます。

自分の生き方を自分で選ぶのです。
そのために「あなたがやらない事」をアウトソーシングしてみる、という選択肢を増やしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

1.自分でやらない事を決めアウトソーシングする
2.時間と心に余裕が生まれる
3.笑顔になる!


今はコロナ禍で他人を自宅にを呼びたくない、と思う人も多いでしょうね。だからこそ、あえて我が家ではハウスキーパーさんを継続しました。皆さんすごく仕事が減っているそうです。だから週1回でも助けになればいいな、と思って続けています。今まで、いっぱい助けてもらいましたから。

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